車いすバスケから学んだこと
昨日、娘が買ってきてくれた〝いちじくタルト〟。
今年初のいちじくをタルトでいただくなんて…なんという贅沢♪
ちなみに娘へのお礼はおかずを2種類。
パパッと作りタッパーに入れて持って帰らせた。
物々交換♪
テレビでも観ながらそのタルトをいただこうと、何気なくつけたテレビ。
ちょうど車いすバスケ男子チームの試合がLIVEで放映されていた。
グループAの予選リーグで、日本 VS カナダ。
どうやら決勝トーナメント進出をかけた試合のよう。
バスケ自体をじっくり観戦するのは初めてのことで、ましてやパラリンピックを家でじっくり見ることも今までなかったように思う。
車いすバスケの何も知らない真っ新な状態でそれを見始めた私が初めに『すごい』と感じたのは、試合云々よりも、なにより車いす生活をされている方達のそのキラキラした姿であった。
両下肢ない方もいれば片下肢の方もいて、病院の足病外来で仕事をしていた時に、両下肢のアンプタ(切断)をした患者さんのことをふと思い出した。
試合を観戦しながら選手のことを少し調べてみた。
ほとんどの選手が先天性の障害や幼い頃の病気が原因だった。
交通事故が多いのかなと勝手に思っていたので、自分の子供や孫達がみんな五体満足で生まれてきてくれたことに改めて奇跡と感謝を感じずにはいられなかった。
また、それぞれの選手がそれぞれの試練を乗り越え、計り知れない努力があってここまで来られたんだなと、選手達のプロフィールを読んで胸が熱くなった。
バスケのバの字も知らない私。
ここからは〝東京2020パラリンピックNHK公式HP〟より知り得た情報を交えながら書いていく。
ダブルドリブルがない、ボールを持ったまま車輪を3回以上回すとトラベリングになるといった車いすでのプレーに合わせたルールが存在するが、コートの仕様やゴールの高さ、ボールの大きさはバスケットボールと同じ。
最大の特徴は「持ち点制」。
選手は、障がいが重い順に1.0点から0.5点刻みで4.5点までクラス分けされていて、コート上の5人の持ち点の合計が14.0以下になるようにしなければならないため、チーム編成も重要な戦略になる。
「持ち点制」。
車いすバスケにはそんなルールがあるんだ。
試合を観ていてまず驚いたのは、圧倒するスピード感と見事な車いすさばき(←表現がわからない)。
たった2本の腕だけで、車いすを走らせたり方向転換したりボールをあやつったり、全てを瞬時にコントロールする選手たち。
ドン!とぶつかってバタン!と倒れるたびに『うわぁ!』ってなる。
しばらくは怖くて見てられなかった。
5人チームということも、試合が4Q(クォーター)で行われるということも初めて知った私。
ぶつかり合い何度も転倒しながらも、自力ですぐにパッと体制を立て直すのがカッコいい。
本当にすごいと思い、段々と試合に釘付けになっていった。
見どころは車いすの「幅」を利用したチームプレー。
代表的なものが、味方がボールを持ってゴールに向かうときに、スクリーン(壁)となって相手ディフェンダーの動きを封じる「スクリーンプレー」だ。
相手に密着して車いすの方向を変えるのを邪魔し、防御を遅らせれば味方にシュートチャンスが生まれる。
重い障がいがある選手も、こうしたプレーを通じて活躍できるシーンがあるのが車いすバスケットボール。
一方で、敵のガードを回転性や敏しょう性の高い専用の車いすを巧みに操り、かいくぐるチェアスキルにも注目したい。
ゴール下の個人プレーでは、車いすの片側だけ車輪を浮かせる「ティルティング」がある。
ジャンプができない車いすで、相手より少しでも高さを得るために編み出された華麗な技で、卓越したボディバランスが求められるテクニックだ。
チームのために壁(=スクリーン)となって味方の攻撃を助ける「スクリーンプレー」は、急な方向転換や移動が難しい車いすバスケットボールでは非常に重要なプレー。
スクリーンプレーを応用して、空いたスペースに移動してパスを受け、シュートを決める「ピック&ロール」なども試合でよく見られる。
まさにチームプレイ。
確かにしていた!「スクリーンプレー」や「ティルティング」!
夢中になって日本チームを応援。
でもカナダが強い!
パラで3度金メダルをとっているらしいカナダ。
車いすバスケ界の〝マイケル・ジョーダン〟とも言われている『パトリック・アンダーソン』選手はなんと42歳だそう。凄すぎる。
3Qまで日本が負けており、4Qに入って同点に追いついた時には声を出して応援していた。
ーーがんばれニッポン!
そしてなんと…日本は大逆転勝ち!!
日本 カナダ
Q1 6 12
Q2 13 18
Q3 19 14
Q4 24 12
total 62 56
やったー!すごい!勝った!
鳥海選手の力強いスピード感。
香西選手や古澤選手の華麗なロングシュート。
どの選手もすっごくカッコ良かった♪
すごいすごい!逆転ってすごい!
グループA 勝 負 ポイント
1 スペイン 4 0 8
2 日本 3 0 6
3 トルコ 2 1 5
4 韓国 0 3 3
初めてじっくり見た車いすバスケ。
見応えのある試合を見させてもらい感動!
パラリンピックには、バスケの他にも
車いすテニス、車いすラグビー、車いすフェンシングなどがあり、他にも車いすで参加できる競技は沢山あるようだ。
そして車いすに限らず、パラリンピックに出場できる選手はほんのひと握りで、スポーツをされている身体障害者の方々はもっともっと沢山おられる訳で、それは本当に尊敬に値するすごいことだと思う。
五体満足の私がお家でダラダラしているようではダメなんだ。
そんな風に勇気と生きる力を貰ったような、前を向こうと思えたような、そんな試合だった。
試合を見終わったあと、頑張って歩いて買い物へ行ってきた。
頑張って外へ出る。歩く。
怖いけどやってみる。
そしていつか逆転するのだ。
そう、私ならきっとできる!
※最後まで読んでいただき有難うございます!
↓ 宜しければコチラもお読みください♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?