希望とは誰かを信じられること
月10ドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」。
とっても面白かったです。
私としては今シーズン No.1だったかも知れない。
「silent」もかなり良かったですが、全く毛色が違うので甲乙つけ難いですね。
どちらもかなり泣かされたドラマでしたが、涙の質が全く違うという感じです。
「エルピス」の脚本は、渡辺あやさんという方が手掛けておられます。
この方、民放連ドラ初執筆なんですって。
それがこの作品って、すごいとしか言いようがないですね。
2021年に放送されたNHK のドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』も、渡辺あやさんの作品だったそう。
なるほど。
松坂桃李演じる主人公も、確か最初はテレビ局のアナウンサーでしたよね。
現代社会が抱える矛盾する問題、みたいなのを描くのが上手なんですね。
報道の世界が舞台で、テレビ局員たちがある“冤罪事件”に切り込んでいくというこの「エルピス」というドラマ。
『このドラマは実在の複数の事件から着想を得たフィクションです』
と流れるテロップ。
それを見た瞬間、ゾワッとした方も多かったのではないでしょうか?
最終回は、なんともリアルな流れだと感じました。
最初から最後まで、泣けましたね。
政治とマスコミと殺人事件。
うまく絡み合っていて、フィクションとして観ればとっても面白かった。
しかし…リアルに感じると、簡単に「面白かった」とは言えない。
そんなふうに感じさせたドラマは、今まで数多く作品を観てきた私にとっても、この「エルピス」が初めてだったかも知れません。
このドラマの主題歌も私は大好きです。
タイトルは「Mirage」。
トラックメーカーの STUTS が音楽プロデュースを手掛けた『Mirage Collective』という音楽集団による楽曲です。
主演の長澤まさみも美声で参加していますね。
この前『Mステ』に出演されていて、かなりテンション上がりましたね。
残念ながら長澤まさみは出てませんでしたけど。
STUTS と言えば、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence」もサイコーだったな。
すごい方ですねー。
テレビ局が舞台とあって、最終回ラストはそんな「Mirage」が流れている中、製作に関わったスタッフ全員と思われる超ロングエンドロール。
その中の special thanks として「リリー・フランキー(ドーナツ差し入れ)」とあり、「ん?」と思いましたが、今までに見られないユーモアな演出でなんだかホッコリしましたね。
「エルピス」という言葉を調べると、
という説明が出てきます。
このドラマのタイトルが、「エルピス」だけでなく「ー希望、あるいは災いー」という文言を追加されている意味は、このドラマを最後まで観られた方はおわかりかと。
長澤まさみ、改めて演技が上手だと感じましたし、他のキャストの方も素晴らしかった。
全てが良かった、サイコーのドラマでした♫
最後までお読みいただき有難うございました♪
ではまた。 Tomoka (❛ ∇ ❛✿)