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妻、小学生になる。という違和感が違和感でないくらい素晴らしいドラマのお話。

今回書きたいのが、以前にも少し書かせていたたいた、金曜日22時からTBSで放映されている「妻、小学生になる。」というドラマ。

【ストーリー】
10年前に愛する妻を失い生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会をするところから物語は始まる。
なんと妻(母)は生まれ変わって、10歳の小学生の女の子になっていた!
夫と娘はそんな妻(母)の姿に戸惑いながらも、10年ぶりに彼女に尻を叩かれ叱咤激励される。
この物語は、彼らのみならず、一家に関わる周りの人々が「生きること」に再び向き合おうとするちょっと変わったホームドラマである。

TBS公式HPより

(※以降ネタバレ内容含みます)

主人公の新島圭介役は堤真一、10年前に他界した妻・新島貴恵役は石田ゆり子という顔ぶれ。

他にも、吉田羊・神木隆之介・杉野遥亮などが出演。

中でも私のイチオシ主演女優賞はズバリこの人。

生まれ変わった圭介の妻で10歳の白石万理華役を演じている毎田暖乃ちゃん!

TBS公式HPより

このドラマを観ているほとんどの方がそう思っているとは思うのだが、この人の演技が凄いのです。

もうね、石田ゆり子なんですよ。

違和感全くなし!

そして昨日放送された、第7話。

もうねーもうねー、号泣もんですよ。

そりゃ泣きますよ。
あんな演技されてしまったら。

疎遠だった母親が、認知症になってしまってることがわかるんですよね。

わがまま放題だった母との関係は決してよろしくなく、ずっと田舎に帰らず疎遠になっていた中、娘の石田ゆり子は交通事故で帰らぬ人となってしまうんですよね。

でね、小学生の姿の石田ゆり子が堤真一たちと母親に会いに行くんです。

もちろん母親には何もわかりません。
認知症ですから。

でも帰り際、小学生の姿の石田ゆり子が母親の手を取って、涙をいっぱい浮かべながらこう言うんです。

ごめんね。
ホントにごめんね…。
…お母さん。

すると由紀さおり演じる車椅子に乗った認知症の母親が、まっすぐ目を見つめながらこう応えます。

よく来たね。
遠いところから…。

それまでニコリともしなかった母親が、優しく微笑みながら娘・貴恵の頭を撫でてこう続けるのです。

ほんとに…
よく来た。

挿入歌も相乗効果でね。

ステキな歌声なんです。

シンガーソングライター・優河さんが書き下ろした「灯火」という曲。

姿は違えども、母娘の想いが繋がった瞬間でした。

毎田暖乃ちゃんの涙がとっても綺麗だった。

すごい女優さんです。

このドラマは、愛する人を突然失う悲しみ・苦しみなどの先に見える、夫婦愛・親子愛・姉弟愛など…あらゆる形の〝愛〟がテーマに描かれていて、特にこの第7話はたまらんかったです。

突然この世から居なくなってしまったという事実を受け入れられず、魂だけが違う人に宿るというとても現実離れしたこのお話も、もしかしたら本当にあり得ちゃうのでは?などと思ってしまうくらい、私はこのドラマにのめり込んでいます。

〝愛〟がテーマに描かれたドラマでふと思い出したのが、長瀬智也主演の「俺の家の話」。

このドラマも素敵でした。

こちらも親子愛を見事に描いた作品でしたね。

「妻、小学生になる。」の第7話のラストでは貴恵が突然倒れ込み、貴恵の魂が消え本来の小学生の万理華の魂が戻ってくるという展開になりました。

二度も妻を失うことになるであろう圭介は、この現実を受け止めることはできるのか…。

圭介も周りの皆んなも、幸せなラストで終わることを期待しながら、最後まで見守りたいと思います♪


最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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