色々ヘトヘト
お盆が終わった。
昨年は朝のお供えだけ、母に作ってもらったが、今年は3日間、私が全て準備した。
普段の家事も、食器洗いだけ母の担当にしていたのだが、転んで尾骨を折ってからはそれもなしに。
なんせ歩くだけで私はヒヤヒヤ。
立っているだけであちこち痛くなるのだから、もう食器洗いはムリかなと思う。
お盆に入る前にも一悶着。
立ってるだけでも怖いと言うのに、お仏壇の掃除をしようとしていた母。
私は仕事で外へ出るので、「ひとりでするのはやめてね」と釘を刺したのにも関わらず、仕事から戻ると「もう掃除した」と。
「え?しないでって言ったよね?」
「大丈夫よ」
その瞬間プチっとなってしまい、、
「大丈夫じゃないよね?骨折ったよね?
するなとは言ってない。私が居る時にしてって言ったのよ。
私もいっぱいいっぱいなのよ。わかる?
やらないでって言ったよね?
なのになんでやるの?
なんで言うこと聞いてくれないの?
危機管理がたらないのよ。
私が居ない時にまた転倒でもして動けなくなって、自分で救急車呼べますか?
私に電話できますか?
今度骨折ったらもう終わりだよ?
入院したいんですか?
寝たきりなりたいんですか?いやでしょ?!
昔からいっつもそう。
全然私の言うこと聞いてくれない。
なんで?
なんでそんなに頑固なの?
私ももうしんどいよ!」
止まらなかった。
ショックすぎた。
言い過ぎたかな?とも思ったけど、いや、そこまで言っても同じことの繰り返し。
母はそんな人なのだ。
私の言葉に泣き出し、私はそれを見てまた母を泣かせた罪悪感にさいなまれる。
昔からずっとその繰り返し。
母は泣きながら
「そうやね、ごめんね」
とこれまた決まり文句を言う。
『そうやね、じゃないのよ。
何回聞いた?そのセリフ』
という言葉はグッと我慢した。
その代わり、娘ふたりにばーちゃんを泣かせてしまったことを LINE で報告。
私の心の内を聞いてもらう。
聞いてもらうことが私の精神安定に繋がる。
運良く何も起きなかったから良しとして、私は気持ちを切り替える。
お盆の3日間は、朝のお供え、昼のお供え、お供えとお供えの間にはあたたかいお茶をお出しする。
昔からの習わし。
私が幼少期の頃は、もっとたくさんのお供えをしていた。
ずーっと台所に立っている母。
ヘトヘトになりながらお供えを作り続ける母。
私も小さい頃から手伝ってはいたが、そこまでやる必要ある?ってくらい、色々細かく丁寧にしていた母。
時代とともに省略、簡略化し、今のスタイルに。
今年は午後のお仕事が忙しくなり、短時間とは言え、3日ともお仕事しながらのお盆だったので、お光も途中で途絶えてしまうのはご先祖様には申し訳ないけれど、そこは許してもらおう。
2日目だけ、長女に少し手伝ってもらった。
初日と3日目は母はデイサービスに行っていたので、私も安心だったが、2日目は家にずっと居たので、ちょうど娘に来てもらえて良かった。
そして今日が最終日。
夜のお供えものを準備しながらお線香をあげようと母をチラッと見たら、なんとしくしく泣いているではないか。
今度は何?と思って聞いてみたら、戦時中のことを思い出したら泣けてきたと。。
今日は終戦記念日。
テレビはそんなことばかりニュースでやっている。
申し訳ないが、ゆっくり聞いてあげる余裕は私にはない。
涙が止まらない、と言っているくせに、戦争の特集番組をずっと観ている母。
つらいなら観なければいいのに。。
夜のお供えができ、やれやれと思っているところでまた母に呼ばれる。
怒らないでね、と前置き。
もう嫌だ〜と思いながら
「なに?」
足のできものを見せられる。
3つ並んでるできもの全てが膿んでいる。
「いつからなの?」
かなりたつとのこと。
今日デイの看護師さんに膿んでるって言われたと。
誰が見ても膿んでるよね。
いつもそう。言うのが遅いのよ。
しかもかなり前にもらった傷薬を勝手にずっと塗っていたとのこと。
その薬があってるかどうかなんてわからない。
それで余計悪化した可能性もある。
掻いたところにバイ菌が入ってしまったのだろうが、その状態で放っておいたのが良くなかったと思う。
疲れが一気に増した。
皮膚科に連れて行かなくちゃ。
とにかく言うことを聞かない母。
お仏壇の掃除の件もそうだったけど、デイから戻った後、すぐに畳に持ち物を広げるのもそう。
今日仕事から戻って見たら、案の定足の踏み場がないくらい広げていて。
たまにビニール袋まで下に置くから、いつも怒る。
踏んだら転ぶのわからない?
すると決まってこう言うのだ。
「大丈夫よ」
なんだか色々疲れる。
お盆は無事に済んでやれやれだけど、明日は朝からお仕事あり。
午後のお仕事は朝の連絡次第。
皮膚科はどのタイミングで連れて行こうか。
あ、洗い物がまだだった。
早く済ませて寝ないとね。
母はそんな今も戦争の特集番組をつらそうに観ている。
最後までお読みいただき有難うございました♪
ではまた。 Tomoka (❛ ∇ ❛✿)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?