感覚過敏が酷すぎて退職した話
先日ヤフーニュースで感覚過敏の話について読みました。
私もどうやら酷く感覚過敏のようでしてヤフコメに書いてある内容に共感を覚えてしまいました。
今回は感覚過敏が主に退職理由だった話をしたいと思います。感覚過敏だけどそんな自分が好きで仕方ない事もお話出来たら良いと思ってます。
1.感覚過敏とは
五感が鋭すぎる人の事を言うらしい。
視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚
私の場合はわりと全部に問題を抱えている(笑)
ヤフコメ民の内容を参考にすると以下の事が当てはまる
・掃除機、ドライヤーが未だに苦手
・運動会のピストル、風船の割れる音が処刑
・猫のように動いてる物を目で追ってしまう。
・一つの物を注視し過ぎて乗り物酔いをする。
・レトルトのパスタソースの味がプラッスティクのように感じている。ネギは石鹸だと思ってしまう。
・給食がいつも食べれなかった。
・パジャマは何種類も持っていて気温の変化に合わせて物を選ばないと眠れない。冷暖房の温度変化に敏感
・美容室などで頭や首を触られるのが苦痛でヘッドスパ が受けられない
こういった事が数多くありましたが子供の頃は今よりめちゃくちゃ酷かったです。
そんな私が働く上で苦労してしまった話をしようと思います。
2.感覚過敏が仕事に与える影響
私は作業療法士として病院勤務を実習と合わせて3年以上行ってきました。そこでの体験と退職に至った経緯についてお話します。
病院はとにかく人だらけで目のやり場に困る
病院は人が多いです。密です。病棟にいけば患者、職員などごちゃーーと人で溢れております。加えて医療機器、点滴機器、生活用品など物でもあふれているため視界に沢山の物が一気にわーーと視界に入ってきます。
リハビリ室に勤務してた頃は1メートルくらいの距離で他にも訓練してる方がいてぶつからないか転ばないか常にヒヤヒヤしている感じでした。
音も相当うるさい
リハビリ中のザワザワした騒音、周りでの清掃の音、医療機器の音などは常に煩くて中々大変でした。
なので病院で働いていた時はそういった事が沢山あってストレスでぐったりして立ったまま眠る事が度々ありました……
他にも病院の臭いがダメ
これは皆わかってる事だと思います。
ちなみに私は給食などのご飯の臭いがダメ(笑)
吐きそうって相当失礼ですよね…
勿論病院だから便の臭い、薬の臭いで充満しています。
副鼻腔炎で鼻詰まりが酷い私でも無理でした。
休み時間も人でごった返しの場所で休まされたり。。。。他にも書き切れない事があります。
病院に出社すると毎回吐きそうになってました…
色々な事が重なって余儀なく退職しました。
3.感覚過敏には感覚統合が効く?
作業療法で感覚統合という言葉を近年習っておりました。おそらく私みたいな人への早期アプローチだと考えていただければと思っています。
私は10代の頃吹奏楽をしておりました
吹奏楽といえば上記のように人が多くて音も煩い。
音出しで不協和音が酷くて気持ち悪くなります(笑)
私なんかいけば発狂ものでしょう。
勿論ストレスも多かったけどやはり慣れが重要です。
吹奏楽で苦労した経験が今の私に繋がっており多少の事は我慢出来るようになりました。
だから私は満員電車に乗れたりします。感覚過敏が酷ければ満員電車や飛行機に乗れなかったと思います。
4.感覚過敏の強み
感覚は五感の他に位置覚も含まれたりします。自分の関節の位置など細かく調整していく事が可能です。
私ははリハビリが以前専門でした。関節の位置のズレなどは感覚でなんとなく理解して、知識がそれを裏付けしてくれます。仕事に存分に活かす事が可能です。
またメンタル系のリハビリの場合も感覚が鋭い人が入院していますからね…同じような私の治療が役に立つかも?
あんな酷い環境に感覚の鋭い人を入院させるなんてそもそも間違っていると思いますが(笑)
色々とチート性能?ではあるものの病院はやめてしまいました。
私自身勿論、感覚過敏で将来性を嘆いたり鬱になることは度々ありましたよ。周りから理解されない故に周りを振り回したり、トラブルに巻き込まれて辛い思いをすることは沢山ありました。
だけれどもそんな自分を愛せたのは憧れるような存在がいたからではないのかと思います。
感覚過敏の芸術家、絵描き、漫画家などに共感だとかパワーを貰っていました。私も同じく絵を描く事が好きなので絵を描いています。
音楽家でもいると思います。だから音楽が楽しいです。
野球選手にだって恐らくいるはず。そのプレイスタイルに感動を覚えますよ。
あとは身近にいる同じような仲間に会えば元気になれますね。そんな所でしょうか。
同じような方も身の回りに沢山いると思いますがルールを守る必要性や言うべき事はきちんと伝えて欲しいし、後は見守って欲しいなと思います。
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