「選ぶ」という最強の武器
こんばんは、SHOGOです。
突然ですが、
仕事やプライベート等のあらゆる場面において、先輩や友達からの頼み事や誘いを断れずに、失敗した経験はありませんか。
僕はプライベートの場面で、先輩の誘いを断われずに、貴重な休みが付き合いに消えていった経験が何度もあります。
その度に、
「はぁ〜、あの時断っていれば、この時間は自分の時間に使えたのになぁ。」
と、何度も後悔しました。(もちろん、全ての誘いに対してではありませんが笑)
これからの人生において、やりたい事はまだまだたくさんあります。しかし、「時間」も「お金」も「体力」も限られています。
その中で、何でもかんでも手を出さずに、自分が本当にやりたいことに集中するのはとても大事だと思います。
実際僕も、心の底から本当に自分が「やりたい」と思ったことをやる為に、公務員をやめて、転職をしようとしています。
そんな「何もかもやらなくては」という考え方は捨てて、
人生をシンプルに、自分がこれだと選んだことに集中して取組む思考法について、簡潔に発信します。
*全てを読む時間がない方は、各段落の先頭の太字部分をだけを読んでみてください。この記事の内容が8割は理解できるはずです。
◆より少なく、しかしより良く
はじめに前提として、世の中の大半のものはノイズであって、本当に重要なことはほとんどありません。私達は、仕事やプライベートにおいて多くの選択肢を持たされる場面が増えました。そして、その大多数のものごとが重要であると考えてしまいます。そのため、その数に圧倒され、人は正しい決断ができなくなってしまいます。
しかし、本当に重要で価値があることというのは、その中でもごく少数なのです。
そのため、自分自身で物事の本質を見極めて、適切なものを選択しなければなりません。重要な仕事で最大な成果をあげるためには、あらゆる仕事やチャンスの玉石混交の中から、本質的なことだけを見極めます。そして、その重要な部分にフォーカスを当てて、自分のエネルギーと時間を効率よく配分するのです。
つまり、やらないことを捨てて、本当に重要なことに注力する、
「より少なく、しかしより良く」の考え方こそが、最少の時間で最大の成果をあげられる思考法なのです。
そして、この思考法を実践していくためには、次の2つの点を意識して行動していく必要があります。
1.選ぶ
2.捨てる
単語としては、とても簡単です。そして、下記で説明する内容も当たり前のことかもしれません。ですが、これをただ知っているだけでなく、行動につなげるのが中々難しいのです。簡潔に解説します。
1.選ぶ
まず、「より少なく、しかしより良く」の思考法の最初の一歩は、「選ぶ」ことを選ぶことです。例えば、自分が今日中に終わらせなければならない資料を急いで作成している最中に、上司から別の仕事のお願いをされた。引き受けてしまったら、大事な資料の作成が終わらないかもしれない。それでも断ることができなかった。その結果、上司からの依頼も資料の作成も中途半端に終わってしまい、職場全体に迷惑をかけてしまう。
そういったケースはよくあると思います。
この場合、「選ぶ」という行動を自分のものにする必要があります。選択というのは行動です。与えられるものではなく、つかみ取るものです。先ほどの例で言うと、言われたことをやるしかないと思い込んでいて、選択肢を考えようとしていません。上司に選ぶ力を奪われているのです。選ぶことを忘れた人は、だんだん自分の意思が失くなり、他人の選択を黙々と実行するだけで無力感にとらわれます。
そうならないためにも、選ぶ力を無駄にせず、自分で「これをやろう。」「これはやらない。」と選びとることが重要です。
しかし、選ぶという行動は、難しいものです。何かを選べば、必然的に何かを捨てることになるからです。このトレードオフを受入れ、「何かを手に入れるために、何かを捨てる。」という決断を、素早く、正確にできる人が「仕事のできる人」と認定されるのかなと僕は思います。
2.捨てる
「選ぶ」ことと同様に、重要な技術が「捨てる」ことです。捨てる勇気を持てずにいるため、多数の不要なものを切り捨てられず、受入れてしまうのです。日常生活では、長年着ていない服が捨てられずにいるため、クローゼットがいっぱいになっている。仕事では、急に転がり込んできた重要でない仕事の依頼を断れない。こういった場面においては、不要なものごとを容赦無く切り捨てる覚悟が必要です。
ノーと言える人は仕事ができる
「マネジメント」で有名なピーター・ドラッガーもこのような考えを持っていました。ノーを言うことは、優秀な人のスキルなのです。
どうすれば、捨てる勇気を持てるのか。方法は、2つあります。
1つ目は、自分の目的や目標を「完全に明確」にすることです。目的が明確でない時、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを浪費してしまいます。シンプルで、具体的で、魅力的な目的・目標を、誰もが理解できるくらい完全に明確にします。そうすることで、方向性を間違えることなく行動できます。
2つ目は、選択の場面において、自分自身に本質的な質問をすることです。
捨てられない洋服と睨めっこすることになった場面で、
「これをまだ持っていなかったら、今からお金を出して買うだろうか?」
買うと言い切れないなら、それは必要ではないということです。
会社でも同じです。急に転がり込んできた仕事に対して、
「もしもこの話が来ていなかったら、自分から積極的にチャンスを求めにいくだろうか?」
「たったひとつのことしかできないとしたら、何をするか?」
転がり込んできたチャンスにノーと言うことができなければ、ただ成り行きに流されるだけで終わってしまいます。
考えるべきは、「どれを受けようか」ではなく、「何にノーと言うか」です。
このように、決断に迫れらた時は自身に問いを立てて、不要なものごとにはノーという技術を身につける必要があります。
◆まとめ
「より少なく、しかしより良く」
これを実現するためには、「選ぶ」と「捨てる」が重要になります。行動を取捨選択できるようになると、ひとつ上のレベルの生き方が手に入ります。不要なものを捨てる生き方は自由です。そして、誰かの思惑に振り回されることもなく、自分で選べるようになります。
この「選ぶ」という最強の武器があれば、仕事や生活で最高のパフォーマンスが出せます。また、世の中に最高の貢献ができるようにもなります。
「本当に重要なのは何か?」
それ以外のことは、全部捨ててもいい。
◆最後に
今回は、『エッセンシャル思考』(著:グレッグ・マキューン、訳:高橋璃子)を読み込んでの発信でした。
僕は、頼み事や誘いを断れないイエスマンです。いつも周囲の目や評価を気にして断れずにいました。そんな僕はこの本を読んで、自分の価値観が大きく変わりました。この本の内容は、理解するだけでは全く意味がありません。行動に移すのはレベルが高いかもしれませんが、人生をより良くするために、勇気を持って取り組んで行きたいと思います。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
僕のアウトプットが他の人にとっても有益な情報になりますように。
人生を本気で成功させるために、
公務員を僕はやめる。