毎日書く #04
アルジズです。
書きかけだけれども、取り急ぎ今日のフラッシュフィクションを・・・。
人間の形をしたアンドロイドがそこここにいて、彼らは奥底に深い yearning/ 渇望 を抱いている。そのことに、わたし気づいたんですよ・・・。
黒い箱型の、窓の広い車がゆっくりとパーキングロットに入ってきた。
運転席には、おばあさん。
ボブヘアの。
車は駐車スペースに斜めに入った。
おばあさんは車を前後させて止めなおしている。
移動がゆっくり。
助手席からじいさんが降りてきた。
細くて長く、曲がったすね。日に焼けている。
サンダルを履いている。
グレーと青の太いストライプのTシャツを着ている。
じいさんは、ばあさんを置いたまま歩く。
日に焼けた顔。
つるりとした顔。そこにないものを見ている引き結んだ口。
目からは視光線が強く発せられている。じいさんの顔は前を向いている。
ばあさんは杖をついてゆっくり降りてきた。足元に杖が引っかかる。足の甲を杖が何度か突いている。
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