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毎日書く。

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小説を書くためのノリというか、バイブスを新鮮に保つために、毎日書く。小説とは関係のないことが、関係をもつようになってくる。そうしてノリを更新しつづける。
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記事一覧

空からカエルが降ってくるとしたら。

ブランドン・ホブソンの「カエルたちの襲来」という短編を読んだ。 原題は A Plague of Frogs…

chatsubo
2か月前
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池松くんの喋り方の間合いがいいね。

平野啓一郎の『本心』、読了。 まず映画を水曜日に観に行き、それから原作をずっと読んだ。 …

chatsubo
2か月前
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【超短編小説】#03 極東に住むモンスター

サリーは、ユーラシア大陸の果て、極東地域の半島に住んでいる。 サリーというのはあだ名で、…

chatsubo
3か月前
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【超短編(じゃなくなるかも)小説】#05 食堂をやっているおばあさんと高校生の夏くん。…

・・・・・・何かを書くのは、映画を撮るのに似ているだろうか? 午前中に郵便局で見かけたおばあさ…

chatsubo
3か月前
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ジャーナリングで日常を掬い上げる。

宗像ちよこの新刊? Amazonからの新刊案内のメールだ。 ということは、僕は宗像ちよこをフォロ…

chatsubo
4か月前

雨の土曜日は自分を甘やかす。

とても眠い。 こんなに眠くては仕事にならない。 そう書いて、こんなのは誰か他人のセリフに…

chatsubo
4か月前

小山田浩子さんがお盆を描いたら。

芥川賞作家の小山田浩子さんの『庭』という短編集の「意味のうねり」が独特だ。すこしも官能的なことは起きないにもかかわらず、読んでいる僕の中に官能的な何かを呼び寄せ始める。中毒性のある作風だ。 で、お盆の時節だ。子どもの頃の記憶だと、お盆といえばもう夏の終わりで、涼しくなっているはずなのに、今やまったくそんなことはなく、晩夏という言葉を味わうどころじゃない。 それで、気分だけ、田舎の広い座敷でビールとかスイカとか出しっぱなしで蚊取り線香が炊いてある・・・みたいな雰囲気を味わい

小説を書く時、誰の「声」を拾うか。

堂々たる真夏日だ。 書いている小説について、ブレインダンプをしてみよう。 その結果は、ゆ…

chatsubo
6か月前
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人は案外なにも考えていない。

ゆる言語学ラジオというYoutubeチャンネルの水野さんが、自分は考え事をしないと言っていた。 …

chatsubo
7か月前

ユーラシア感のあるモンスター。

今日もフリーライティングをしてみた。 「ユーラシア大陸」という言葉の響きがすきだ。 北海…

chatsubo
7か月前
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昏い欲望を宥めるライティング。

10分間のフリーライティングを今日もしてみます。参考書はこれ ↓ 僕は小説を書いている。…

chatsubo
7か月前
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花椒がすきだ。

麻婆茄子を食べたい。 花椒のたっぷりかかった、しびれるやつを! 僕は花椒がすきだ。だから…

chatsubo
8か月前
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インスタレーションみたいなコインランドリーを夢想する。

United Arrowsとか、SHIPSとか、BEAMSとかそういうセレクトショップの界隈。という…

chatsubo
8か月前
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量を書くフリーライティング、その後はまた別のプロセス。

Peter Elbowの本を昨日読んだ。そこで、今朝も10分間のtimed writingをする。 やることが沢山ありすぎで、沢山あるように思えてしまって、圧倒される。 小説のためのフリーライティングを書き溜めておくノートと、こういう朝のmorning pages的な書き物のノートは別にしないといけないのか? とかそういう雑用というか、こまごましたことからまず考えたくなる。千葉雅也が「まずガワから入る質」だと言っているように。 「とにかく、小説がらみで」。というくらいに