壊れゆくとき
ヨコのものがタテに見える
タテのものが消えて見える
それまでの秩序はたったひとつの歪みで
音を立てて崩れ落ちた
そこに僕はいない
そこに君もいない
あるのは息をしているこの体と 握りしめた手の熱と汗
いつからこうなったんだろう
どうしてこうなったんだろう
探してもみつからないし
そこに答えはないという
広い空は闇のごとく
迷える人たちを飲み込む
頼りになるのは自動販売機の明かり
残った100円玉を入れたのに ジュースは出てこない
故障で電話しようにも 現在使われていませんという
いつからこうなったんだろう
どうしてこうなったんだろう
誰かほんの少しのやさしさをくれたら 僕はしあわせだといえるだろうか
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