愛と青春のポテチ
気まずい空気がふたりを流れて
ポテチの袋を開けてみたけど
たった3枚 たった3枚
ずっと楽しみにしてたのに
なんでこんなに小さなかけら
なにが悪いのとでも言いたげに僕を見る君
僕のなかで何かが弾けた
ポテチが大事なんじゃない
僕への愛はもうないということを
嗅いだことのない香水を 君はともだちのだといい
見たことのないシャツを 君は拾ったといい
会ったことのない男を 君は親戚のおじさんという
そんな嘘を並べたとして 君はなにを守りたい?
だから僕はあたらしいポテチを買いに出た
君とじゃなくて ひとりで食べるため
あのポテチはSOLD OUT
隣町も売り切れ その隣町も売り切れ
僕は空を仰いだ
夜空は澄んでいた
サポートが糧と自信になります!