夏の正しい過ごし方

一時の暑さがすこーしおさまって、まぁこのくらいなら許してやろうか、、というくらいの気温になってきましたね。世の中的にも夏休みがそろそろ終わって、さぁもう秋だね、年末がその先に見え隠れするね、って時期みたいです。なんと言ったって先日通りすがりのロフトで2019年の手帳が売っていたのにはびっくり。そんな、鬼が笑いますよ！って。

手帳ブームは毎年ヒートアップしていますね。このデジタル社会において、手書きでスケジュールを書いたりメモを取ったりする事自体がマインドフルネスなのかもしれない。そして新年に立てた目標だったり抱負だったりは現実と見事にかけ離れていって、今くらいの時期になると、一度リセットしたくなる。そこに「じゃあリセットしようよ」とばかりに来年の手帳が現れる。この時期に手帳を買う人の心理はそんな感じなんじゃないかと勝手に妄想しています。

ちょっと話がそれましたが、最近の夏は本当に暑くて、他の季節と同じペースで生活するのはかなり憚れますよね。そうでなくてもこの季節って、なんとなくワクワクするし、心も体も解放的になるし、非日常を楽しむ季節ですから。たとえ学生の様な夏休みがなかったとしても、生活の中に空白を作っておくのは私の中ではすごーく重要。「やると決めた事を頑張ってやる」というよりは、学生の頃憧れた「悲しみよこんにちわ」のセシルみたいに、ゆるっと本能的に、ルールなど忘れて刹那的に楽しむ季節。暑さにうだって家でのびるもよし、オシャレカキ氷を食べるもよし、ビーチで正当な夏を過ごすもまたよし。仕事だってがんばらないで、思う存分、できる限り体たらくに。だって、夏ですから。

人間て不思議なもので、そう過ごしていると夏の終わりには「しゃっきりしたい！」と思うもので。夏前までの計画を見直して、さぁ後半戦、という気持ちになれる。完全リセットじゃなくて、軌道修正。夏を終えた自分には、きっと夏前の自分とは違うものが見えているはずだから、その感覚をきちんと見つめて新しいストーリーを作りなおす。今の季節は私にとって、そんな感じの時間です。
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