どうして狂おしいほどミサトが好きなのか
どうも、o型のズワイガニです。
今日は前回に引き続き、エヴァネタです
テーマは、「どうしてミサトさんにこんなにも引きつけられるのか。」
結構まじめに書いてるつもりです笑
ズワイガニは、ほんとにミサトさんが好きなんですよ~
初めて序を見たときに、ぐっときて、ネットで旧劇のミサトさんのことを調べていくうちに、もう完全に虜になりましたね。笑
その理由を考えたいと、割と本気で探っています(庵野監督のインタビューやいろんな考察を読んだりもしていますが、なるべく自分が今、素直に感じたことを書いていきたいと思います)
ズワイガニは基本、アニメは見ないです。だから、自分の今の状況をよくわからなくて困ってるので、自分で自分を解いていこうと言うことです。
TV版と旧劇を語ります↓
まず、ミサトは主人公シンジの理解者である(として描かれている)ことは、大きなポイントです。
追記 ミサトは臆病で、感情をあまり他人にさらけださないので、シンジには見守られてる感はないのかもしれません。
序の最初の方で、ミサトはシンジと同じく父親が苦手、という共通点を発見します。ここからすでにミサトはシンジに親近感を感じていると思います。
(シンジがエヴァに乗ることをためらうシーンでも、ミサトはゲンドウとは異なり、シンジに高圧的な態度をとりません。
自分の弱さを知っている人間は、他人を威圧したりしません。特にミサトは、15才年の離れたシンジにも、気遣っているように見えます。
この辺の描写も、リアルだと思います。ミサトの人間味を感じます。)
追記3 ここの考察はグレーゾーン
そして、ミサトはシンジを引き取ることを決めます。
自分と似た境遇を持つシンジを放っておけなかったのでしょう。
ミサト自身の孤独、シンジを使える(エヴァに乗って闘ってくれる)人間に育てなくてはいけないという義務感からの理由もあるからかもしれませんが。
それでも、ミサトのような、コミットメント(光)が、あの無力で絶望(闇)に生きる少年シンジには必要なはずなのです。ミサトは、はじめてシンジに生きる意味を教えてくれる存在なんじゃないでしょうか
彼女の立てる戦闘作戦同様、その無謀さはリツコに指摘されます笑
また話は飛びますが、旧劇版のラストまでミサトの一方的な「愛」(とも言って良いと思います)の関わりは、シンジには届きません。
この二人のすれ違い加減もリアルなんですよね。
ミサトはシンジ君をかばって最後に亡くなってしまいますが、それでもシンジはエヴァに乗ることから逃げています。
ミサトとの最期の会話のシーンでの、シンジ君の台詞からわかるようにシンジは
(自分に優しくしてくれた甘ーい存在)カヲル君を殺してしまい、何のためにエヴァに乗るのかを忘れてしまったり
(同年代の手頃な相手)アスカの目の前で自慰をして、自分の欲情で相手を犯したことに罪悪感を抱いていたりしていますよね
でも、シンジは前を向こうとしません。自分の弱さを知ったけど、それをどうしたら良いのかわからないのです、
目の前に、一番自分を理解し、「愛」してくれているミサトがいることもわかってません。
それの一因としてはミサトが、(愛ゆえに)厳しいからです。
厳しいからミサトの言っていることを本当には理解したくないのです、逃げるのです、
そしてミサトは、シンジの「他人のくせに」という台詞で、自分の保護者としての愛が、シンジには伝わっていない、シンジがそういった深い人との関わり拒絶していると言うことを知ります
追記 ミサトも今までは人と深く付き合うことが苦手でした。しかし、シンジによってミサトは一生懸命人と深く繋がろうと、変わったのでした。その証拠に、たとえば、いままで本当の感情を外に出さないミサトが、次のシーンでシンジに心をさらけ出します↓
「他人だから、何だって言うのよ!」ミサトはシンジが、自分の殻に閉じこもっていることを非難してもいます
追記2(ここら辺の話ももう少し考察したいので次以降の記事で)
「私、許さないからね、、」の台詞や、最後のキス(男性を奮い立たせようとしている、他者として直接的にシンジの心の殻を壊そうとしている)などがそうだと思います。
そしてミサトは亡くなっていきます。(泣)
ズワイガニは悲しすぎてもう見たくないくらいです(笑)
ミサトさんが、ズボラでがさつで、ちょっと性に依存している部分があるところは、アニメキャラクターとしてでは無く、一人の人間としてとてもリアルに描かれていると思います
ミサトさんのように、一緒にいると寂しさを忘れられる、明るい性格って魅力的だなぁとも。
でも、そういう軽さって時に人を傷つけることもあるので、難しいところ(「ヤマアラシのジレンマ」ですね)
追記2 その逆もしかり。←ミサトさんもシンジと関わることによって、たくさん傷つけられたんだろうね、なんていったって、人と深い関わりを避けてきたのに、同居してるもんだから。臆病なシンジを見ていると自分を見ているみたいに思ったりもしたのかな。でも、ミサトさんは常に前を向いていた気がします。
そうですね、もしかしたら、シンジがミサトさんの、表面上の軽さ(みかけ)に困惑して、ミサトさんの内面の奥深さに気付けなかった一因ですかね
追記 別にシンジだけが悪い、ってわけではないですし、むしろ相手に気持ちをわからせないミサトの欠陥だともいえます。なんか書いてて切なくなってきました、二人のすれ違い加減が。。ミサトを死なせたシナリオを最初は悲しみのあまり、恨みに近いものを感じたけど、うーんやっぱりこれでよかったのかもなとも。結局旧劇では、どうしても、主人公の二人は結ばれないシナリオでしたね。。。それにズワイガニは最初、「え!」って思っちゃったのかも知れないです。でも、ここには監督の思いが、入ってるんじゃないかと。いつまでも夢の中に生きている(おたく)をシンジに例えてますよね、特に旧劇で。監督は、おたくたちを現実に引き戻させようと思ったけど、TV版のラストでオールオッケーみたいなノリがあったから、おたく達もその居場所から離れようとしなかった。これをいかんと思った監督は、旧劇でミサトさん(現実世界の監督の思いを背負ったキャラクター)を死なせるオチになったんじゃないかな。私はこんなに真剣にエヴァを作っている(ミサト=監督とすると、ミサトはいわばシンジに殺されたともいえるので)、っていう感じでね。ここまで意図してやっているかどうかは、制作側にしかわからないかもけど、それでもちゃんと理解、読解しようとすることは視聴者にとって大切ですよね、じゃないとそれこそずっと自分の夢の中に生きる、シンジのような存在になってしまうから。結局、この物語のけりをつけるってこういうことです。たぶん。なので、今はミサトの死もそれなりに受け止められました。(以上、私のつらいつらいミサトとの別れの昇華でした笑)
ps
どうして世の中には、ミサト派とアンチミサト派がいるんだろう、、笑
追記 気が向いたら次に↑をテーマに一つ書きたいと思います
ズワイガニが一番感情移入しやすいのは、ミサトさんなんですけどねぇ笑
また、何か気づいたら跡が残るように修正していきます!