五感でたのしむ台湾茶~清香凍頂烏龍茶
今日は台湾茶のお話をします。
先日、台湾人パティシエのお店に伺いました。
焼き菓子とともに
台湾茶や台湾紅茶がたのしめます。
お菓子をテイクアウトしました。
一緒に台湾茶も数種類、購入しました。
一人分をお茶パックに詰めた状態で渡してもらえます。
「台湾茶が大好きです」と
お話ししたところ
台湾の方がふだん飲んでいる淹れ方を
教えてくださいました。
それは、急須を使わず
小さなカップで淹れる飲みかた。
小さなカップに茶葉を入れ
(およそ2g)
熱い湯を注ぎ
飲みきったらお湯を足します。
一煎め、ニ煎めと飲み進むにつれて
抽出時間を伸ばしていきます。
一煎めは抽出時間 30秒。
トップノートの鮮烈な爽やかさをひたすら感じます。
鼻や口腔内に香りが満ちます。
感覚ぜんぶが爽やかさで引き上げられるようです。
ニ煎め、三煎めと飲み進めるにつれて
だんだんと解けてくる
茶葉のようすを楽しみます。
香りはおだやかに
味は深まってきます。
茶器を口に近づけたときに
ぴちぴちとはぜる
空気の音。
透明な水色。
ひたすら五感で味わいました。
固く巻かれた茶葉に
台湾の山の空気が巻き込まれているのでしょう。
三煎め、四煎めになっても
お湯を差すと空気が出てきます。
わたしは標高の高いところで作られる
お茶が好きです。
高地の清らかな雰囲気を
感じるからです。
この飲み方をしたとき
高地の空気が
お茶と一緒に味わえるのが
わかりました。
うれしい気づきでした。
五感でたのしむ台湾茶。
ほっと一息いれるお時間に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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