世界一周142日目🇺🇿 9.10 サマルカンド、バザールで自炊とプロフとアイスクリーム

朝マーケットへ。
野菜が美味しすぎるこの国で
マーケットに並ぶ新鮮な野菜を見て
自炊がしたくなる。
今日はここで野菜を買って
夜ご飯は自炊に決定!
イメージはラタトゥユのような
ミネストローネのような
なんでもありのスープ。
味付けは塩コショウだけ。

全員同じ4.5種類のマリネも
売っていた。
これがめちゃくちゃ美味しそうで
味見もさせてもらったら美味しいので
購入。夕食が今から楽しみだ。

この国のマーケットというか
バザールはなんでこんなにも
ワクワクするのか。
観光客や外から来た人向けの
めずらしいものと、パチモンと、
本物と、地元の人用の外の
めずらしいものと、毎日の食材と、
いろんなものがたくさん並んでいて
それが似合い、活気とワクワクで
満ち溢れている。

そのあとは少し時間があったので
奥に見えたモスクのような
遺跡に行ってみたり。
この街にはどこを歩いても絵になる
素敵な建築があるのだ。
アラジンがここから
トラストミーと言って
飛び立っていたような
迫り出しがあったり、
とにかく楽しい街だ。

今日はウズベキスタンで
働かれている日本人の方と
ランチをさせて頂けることに。

学生のときに南米や中央アジア、
いろんなところを旅したというお話は
ワクワクが止まらない。
10年前の世界はどんなだったのだろう。
20年前はどんなだったのだろう、と
昔の旅の話を聞くたびに
ロマンを感じる。

プロフの美味しいお店へ。
大きな釜で炊くプロフ。
美味しすぎる。

タシュケントは具材も
全部混ぜこぜで炊くが、
層に分けて混ぜないで炊くのが
サマルカンド流。
そしてごまやらなんやら
ブレンドした黒い油も
サマルカンド流なんだとか。
地域によってプロフの味が違うのも
面白い。

スープとサラダとレモンティーで
プロフの脂を流し込む。
先に酸っぱいブドウジュースを
飲む男性も多いんだとか。

だれかいつか、プロフ、
油多すぎない?と
減らすレシピを流行らせる日は
来るのだろうか。
きっとみんな油が多すぎるとは
気が付いているが、
代々おばちゃんやら家族に
伝わってきたレシピを変えるのも、と
続けているような感じなのか。

結婚式やお葬式など
人がたくさん集まる時の料理なんだとか。
1人分を作るのではなく、
大鍋で作るのが美味しい料理。
なんだか素敵だ。

スザニの模様や丸い帽子は
地域によって違うことを教えてもらう。
タジキスタン、ウズベキスタンら
ウズベキスタンのどこどこ、
と言ったように。

おすすめして頂いた
ハンドクラフトセンターへも。
マーケットで買った自炊の野菜と
マリネが重いかつ冷蔵しなければ
傷んでしまう。
オフィスに冷蔵庫があって
貸してくれなんかしたりしないかな、と
思って聞くと、オフィスはないけど
隣にアイスクリーム屋さんあるよと。

さすがに、と笑っていたが
聞くだけはただか、と
店員さんも明るくいい人そうだし、と
聞いたらなんといけた。

アイスを買ったら置かせてもらる?
と買う前に聞くのが嫌なところで
無害な感じだ図々しいことこの上ないが
めちゃくちゃ助かった。

ここのセンターには
本当のすごい職人さんが
集まっている。

木彫りは元々あまり興味が
なかったのだが、
モスクなどの扉の修復などを
されている職人さんが
作っているところを見て
感動した。手品のようだった。
彼のやっているところを
見させて頂けたおかげで、
木の扉や木彫りの製品が
何倍も美しく見えるようになった。

世界遺産など重要なものの
修復という視点で
圧倒的なクオリティの
職人さんの手仕事が残っている。
サマルカンドペーパーもしかり。
面白い発見だった。

めちゃくちゃいいブティックもあった。
アンティークの布を
現代風にオシャレにリメイクした服。
これはインドのブロックプリントの
アンティーク、これは中国、
と言った風に、世界中から
いろんな年代の布が集まってくるのだ。
シルクロードの交易点の町、
おそるべし。

ものすごく素敵なロングコートがあったが、
背が高くてガッチリした
金髪の似合うオーナーさんは
ものすごく似合ってるいたが、
わたしが着ると床にスレスレ、
大きなコートに着られているような
雰囲気で悲しかった。

絵描きさんの一角も
ものすごく素敵だった。
壁一面にシルクロードの
交易の街の様子がかかれていて、
それの目の前に腰掛けると
本当に何百年も前の
当時の街にトリップしたかのような
不思議な風が吹いてくるのだ。

ここで、サマルカンド1の
ものすごく素敵なスザニをやられている
ご家族と出会う。
ここもまた後ほど詳しく書きたい。

お客さんがコーラをこぼしちゃったときに
自分の服にかかったよりも何よりも先に
スザニにかかっていないか見て
急いで拭いたのが刺さったのか、
ものすごく丁寧にいろいろ
教えてくださって、
ライターをしていることを伝えると
次の日自宅の工房を見せて頂けることに。
とてもありがたい。

夜ご飯は楽しみにしていた自炊。
わたしはパソコンで急ぎで記事を
書いており、妹が料理をしてくれた。

えー、細か煮です。

と呼ばれて運ばれてきた。
貝殻の形のパスタを入れたが、
想像の4倍くらい膨らんでしまったらしく、
めちゃくちゃパスタが
幅を利かせている見た目だったが、
味はものすごく美味しかった。
野菜の旨み、
塩コショウとニンニクだけで
こんなにも美味しいのか。

はまっていた重ね煮を
思い出す。あれも野菜の旨みと
塩だけでものすごく美味しかった。

味の素や変な化学調味料なんて
あんまりいらないのかもしれない。
素材だけでこんなにも美味しいのだ。

夜はフランス人カップルと
たくさんおしゃべりをして、
これまた楽しい時間だった。
彼らも仕事を辞めて旅をしていて、
韓国から陸路でヨーロッパまで
中国、モンゴル、中央アジアと
旅をしているそう。

2人で旅をしているので
ドミトリーより個室が安く
あまり旅人との交流がなかったが、
久しぶりのこの感じがうれしかった。

なんとお父さんが
シャンパンを作っている
ワイナリーだそうで、
フランスに来ることがあれば
おいでね、とのこと。
フランス人カップルの部屋の方角に
一礼してから寝て、今日は
そちらに足を向けられない。
楽しみすぎる。

ーーーーーーーー

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集