【恋する山都町】大自然が育む里山の底力(1/2)
熊本県上益城郡山都町。
熊本県民なら99%社会科見学で訪れる"通潤橋"のある町として知られ、流れ星や蛍が多く見られる癒しの里山である。
恋する山都町
①通潤橋
まずは何と言ってもここ。
山都町の代名詞と言っても過言ではない有名スポット。
1854年、水不足に悩む白糸台地に水を送るため造られた日本最大のアーチ式水道橋だが、何と令和の今でもバリバリの現役!!
間近で見る放水シーンはまさに”圧巻”の一言。
さらに春は桜や菜の花が咲き誇り、夏にかけて田植えを終えた稲が風にそよぎ一面緑の海となり、秋には真っ赤な彼岸花と首を垂れる黄金の稲穂が眩いコントラストを作り、冬は雪の降り積もった神秘的な通潤橋に出会うことができる。
②五老ヶ滝
通潤橋からほど近い場所に位置するこの滝は、滝壺の近くまで歩いて行くことができる。雪の舞う五老ヶ滝なんてサイコー!!・・・だが、行きはかなりの下り道、帰りはもちろん地獄の登りが待っているので、ミュールやヒールは厳禁で!!
私の中ではかなりの映えスポット。
仕事も進よね。どうでしょう?^ ^
③鵜の子滝
地元の人しか知らない秘境中の秘境。
Google先生でも辿り着くのは容易ではない。高確率で迷子確定w
だからこそ、必死に辿り着いた先で出会う絶景に感動もひとしお。
ドローンが趣味の方は絶対に絶対に行くべし!!
④鮎の瀬大橋
高所恐怖症の人は要注意!!高すぎてまじでビビる。
橋の上から眺める下界の景色は、まるで壮大な物語のよう。
霧が出た日の幻想的な姿は、忘れられない。
⑤幣立神宮
日本最古の神社。特殊能力ゼロの私でも、とてつもないエネルギーを感じた最強のパワースポット。
境内の奥にある小さな鳥居を潜った先にある東御手洗(ひがしみたらい)と呼ばれる湧き水の場所まで、身体中にマイナスイオンを浴びながらぜひ散策して欲しい。
幣立神宮の駐車場の目の前にある旅好きのご家族が営むカフェ「STOCK kitchen&things」では、本格的なスパイスカレーや併設されているベーカリーで手作りパンを味わうことができる。
ここで一息付くことも幣立神宮を訪れる楽しみの一つだ。
⑥通潤山荘
写真:通潤山荘公式Web siteより
温泉ソムリエでもある私の行きつけスポット。
日帰り温泉は100回以上通ってる。
ただし、期待し過ぎ厳禁!!
建物が立派なわけでも食事がべらぼうに旨いわけでも、泉質がめちゃくちゃ珍しい訳でもない。(通潤山荘さん、すみません!!決してディスっている訳ではございません)
写真:通潤山荘公式Web siteより
ぬる湯の露天風呂に寝っ転がって、鳥の囀りを聴きながら瞑想するもよし、抜けるような青空をただただボ〜っと眺めるもよし、そうやって頭空っぽにして"無"になっていると、カラカラと音を立ててストレスが体から流れ出て行くのを感じる。
私にとってなくてはならない貴重な時間、大切な場所。
大迫力、魂が震える八朔祭り
山都民の誇りと言っても過言ではない。
目玉となる大造り物は大きいもので高さ約5メートル、長さ約7メートルにも及ぶ。
地区によって分けられた各連合組で力を合わせて造り、その年のナンバー1を決める。まさに誇りをかけた戦いが繰り広げられる。
祭りが近づくと商売そっちのけ、大造り物最優先で定休日となっているお店をいくつも見かけた。
八朔祭りの前夜祭、金曜の夜には「朝起こし」、通称赤ふん祭りが行われる。
まだまだ残暑の9月とはいえ、標高の高い山都町の夜はかなり寒い。
浄めの水をかけられながら神輿を担ぐ男たちの体からは湯気が立ち登る。
そして、八朔祭り当日は五穀豊穣を願う米俵を積んだ神輿が市中を練り歩く。
この迫力たるや、見てるだけで毛穴という毛穴が開きアドレナリンが噴射されること間違いなし!!
実際に足を運んでぜひ自分の目で、身体中で確かめて欲しい。
フィナーレは通潤橋の上に鮮やかな花火が打ち上げられ、山都町の暑い夏の終わりを告げる。
まとめ
ただ当てもなくドライブしているだけで、自然が優しく語りかけてくる。
立ち止まらずにいられない魅力が、そこら中に溢れかえっている。
気がついたら自然と笑顔になっているこの場所も、わざわざ赴く価値のある、恋する日本だった。
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