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娘が適応障害になった保育園へ宛てた手紙
こんにちは!にゅにゅです。
この時期になると胸が疼くのは、まだ悲しみが癒えていないのでしょう。
何があったのかと言うと、慣れた場所の児童発達支援の事業所から支援を切られ、支援級を希望していたけれど、適応障害と自閉症を抱えながら通常級判定が出た時期だからです。
そして、私はある問いが浮かびました。
なぜ、保育園の関係者は
その後を聞いてこないのだろうか。と。
ちょっとおかしいな。と感じたので、
私は決断をしました。
それは、園行事から受けた影響(心の傷)が、今も続いていることを伝える。という決断です。
だけど、最後には楽しい思い出を残すこともできた場所なので感謝も感じながら、私の気持ちを伝えるという形にしてみました。
手紙(全文)
こんにちは!先生方へ
在園中は、いつも親子共々お世話になっておりました。先生方の温かいサポートがあったおかげで、娘も少しずつ成長を見せてくれています。本当にありがとうございます。
今日は、娘が経験した「恐怖」やそれに伴う適応障害、不登園についてお話させていただきます。
また、娘が保育園を復帰した後のポジティブな思い出についてもお伝えし、親として感じたこと、先生方へのお願いをまとめました。
🌿 子どもが「怖い」と言ったとき
娘が1歳の頃、節分の行事で和太鼓の音に驚きました。その瞬間は「びっくりして泣いた」という一時的な出来事のように見えましたが、今振り返ると、その体験が娘の心に深く刻まれていたことがわかります。
現在でも、太鼓の音や「ドーンドーン」という大きな音を聞くと、娘は強い恐怖を感じます。その音が聞こえると私がそばにいないと落ち着かず、安心できません。
特に、太鼓という大きな音の刺激に加え、「鬼」という恐怖の象徴が加わったことで、その体験が娘の中で「恐怖そのもの」として記憶に深く刻まれたのだと思います。
🌿 恐怖がもたらした影響
その節分の体験から、娘は強いストレスを感じる状況に直面すると悪夢を見ることが増えました。
夜が怖くなり、「眠りたくない」と訴える日も少なくありません。適応障害や不登校という形で、その恐怖心が日常生活にも大きな影響を与えています。
私たち親子は、この恐怖に何年も立ち向かい続けてきました。
「怖い」と感じたとき、娘が安心できる環境を整え、少しでもその恐怖心を和らげられるよう日々努力していますが、恐怖の記憶がもたらす影響の大きさを痛感しています。
🌿 単なる特性ではなく、人が植えつけた恐怖
この恐怖が、単なる感覚過敏や自閉症の特性によるものではなく、人が作り出し、植えつけた恐怖であることを忘れないでいただきたいのです。
節分の行事は、多くの子どもたちにとって楽しい思い出になるかもしれませんが、一部の子どもたちにとっては強い不安や恐怖を引き起こすことがあります。
どうか、今後の行事や保育の中で、子どもたち一人ひとりの感じ方や特性を見つめ直し、「楽しい記憶」として心に残る体験を大切にしていただけたらと願っています。
🌿 復帰後の楽しい思い出
娘は年長の秋頃に保育園に復帰することができました。
当初は緊張や不安もありましたが、先生方の温かいサポートとお友達との楽しい時間のおかげで、保育園での生活が「楽しい思い出」として心に刻まれるようになりました。
「保育園、楽しかったね」と笑顔で話す娘の姿を見るたび、親としてどれだけ嬉しかったかわかりません。
このように復帰後の保育園での経験が、娘にとって安心感と楽しさを取り戻すきっかけになったことに、心から感謝しています。
🌿 先生方へのお願い
娘の経験を通じて、私は次のことを先生方にお伝えしたいと思います。
1. 「怖い」という気持ちを軽くあしらわず、受け止めてほしい
子どもが「怖い」と言ったとき、大人にはその怖さの程度や背景が見えないこともあります。
でも、だからこそ、「怖いんだね」と共感し、受け止める気持ちを持つことが大切だと感じています。
2. 「この体験がこの子にどう影響するか」を考える視点を大切に
園行事や保育の中での一場面が、楽しい思い出になるか、それとも恐怖として残るかは、私たち大人の関わり方次第だと思います。
子どもたちが安心して楽しめるよう、日々の保育に工夫を重ねていただけたら嬉しいです。
🌿 最後に、先生方への感謝を込めて
日々、多くの子どもたちと向き合い、一人ひとりの成長を支えてくださる先生方に心から感謝しています。
娘の経験や私の思いが、子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添うヒントになれば嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
お忙しい毎日だと思いますが、どうかお体を大切にお過ごしください。
心より感謝を込めて。
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