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脂漏性皮膚炎で試したもの⑤東洋医学〜漢方、紫雲膏、タイツコウ、海水〜

こんばんは、漢方の塗り薬で大悪化させてしまったいむです。

顔の眉間、鼻、頬とほとんど顔全体に瘡蓋ができていたときに東洋医学も試してみたことがありました。

いわゆる、中医学です。


中医学とは

まず、中医学とは、西洋医学とは違い、一つの部位の症状だとしてもそれが一部の問題なのか他の臓器も関係しているのかと、体全体を診ます。

人の体は自然から影響を受ける存在であり、内部で臓器が影響しあって身体が成されているという考えです。

現代医学が人間を細かく遺伝子レベルまでの治療するのに対して、中医学は全体のバランスを整える治療の仕方です。


わたしは粉の飲む漢方と、漢方の塗り薬の療法を試しました。


漢方

自由診療の漢方の病院で頂だいたものを飲みました。

自由診療なのでたっかいです。


4万円近くします。一回で。

4万円でも高いのですが、わたしの行った病院の先生が良心的な方で、他の病院と比べると断然安いそうです。

確かに、他の病院と比べると安かったです。


このお金を払えば確実に治るという保証があるのならば安いものですが、そんなものはないわけです。

さらに漢方は長く飲み続けなければならず、効果を感じるためには何回も通わなくてはいけないため、4万円では済みません。

最低でも半年は覚悟しておかなければなりませんでした。

それならば、

💭西洋医学でも良いんじゃないか?保険の効く西洋医学の病院の方で保険の効く漢方貰えばいいんじゃないか?💭

という感情が押し寄せました。


ただ、自由診療の良いところもあります。


自由診療の良いところ

○保険診療で用いられる漢方薬の多くは「エキス製剤」だが、自由診療で処方される漢方薬の多くが生薬。→効きがいい

○自由診療では、保険外の生薬を使用でき、薬の値段が高いために保険では使用のできない品質の良い品を使用でき、生薬の量を増やすこともでき、個々の病状に応じて調合がおこなえる。

○保険では生薬の品目数が制限されていて、高品質な漢方生薬を使用することが出来ない。


簡単にまとめてみると、

保険では使用できる種類が限られていて、エキス製剤は大量生産されているので薬効は落ちる。その逆で自由診療だと患者一人一人に合わせて生薬を調合できる。更に高品質で効果も高い。

このことを調べてから、


💭西洋医学の病院で保険の効く漢方もらう💭

💭薬効の高い漢方を高いお金で払って短期間で治そう💭


という考え方になりました。



そして、漢方使用すること3週間

何も変化がなく、お金が高い為病みます。

漢方にすぐの効果を期待してはダメなのは分かってはいたのですが、痒い肌と瘡蓋だらけの肌をみて高い料金払ってこれか…みたいな感情に襲われました。


そして、その漢方を飲みながら試したのが漢方の塗り薬でした。


紫雲膏

紫雲膏は、まず色でびっくりすると思います。紫色で、豚脂が入っている為匂いが独特です。

ネットではかなり不評でしたが、わたしはそこまで不快な匂いではありませんでした。

匂いよりも大変だったのが色です。紫色の材料が紫根なのですが、紫根は染料として使われているだけあって服につくととれなくなります。

服はまだよかったのですが、手についた紫雲膏が携帯カバーについてしまい、新しい携帯カバーが一気に汚れてしまう事件が起きました。。


使用するきっかけ

何故紫雲膏を知ったのかと言いますと、Twitterで「漢方 皮膚炎」などと大量に調べていたときに、脂漏性皮膚炎を漢方の塗り薬で治したという方がいたからです。

浸出液が止まった、や、皮膚炎、アトピー性皮膚炎が治ったなどを少ない数ではありましたが、見かけました。

沢山の人が試しているものよりもまだ人に知られていないような療法などが大好きなわたしは早速薬局で簡単に買える紫雲膏を試すことに。

それだけでなく、天然の原材料や無添加である点にも惹かれました。


効能

ひび、あかぎれ、しもやけ、あせも、ただれ、外傷、火傷、皮膚炎など…


使用してみて

紫雲膏の匂いと浸出液のにおいが重なってかなり言葉で表せないようなにおいが顔をまといました。

紫雲膏を塗ると、なんだか痒みが増す感じがしましたが、そこは気のせいかもしれないと思い(Twitterで見た言葉などでかなり紫雲膏に期待していた)使い続けました。

更に、滲出液と痒みも増してる気もしましたが、そこも気のせいだと思い使い続けます。


紫雲膏を塗ることにより必然的にガビガビな瘡蓋が潤ってツルンと自然と剥がれていきます。


これは…いいのでは?!?


と、思いました。

たぶん、1ヶ月は塗り続けたと思います。


しかし、また瘡蓋が出来てはツルンと剥けていくのを繰り返します。このツルンと剥けていくのは紫雲膏の紫色に黒く染まったグロい瘡蓋です。


紫雲膏を使い始めた少し後くらいに

「浸出液が多い場合はタイツコウがいい」というTwitter情報と出会います。

ということで、早速漢方のお店でタイツコウを置いているかを確認して買いに行きます。



タイツコウ

この匂いは大好きです。カレーです。カレーよりも少しマイルドな感じと鶏ガラみたいな匂いです。

色は黄色で、こちらはそこまで色がついたりしません。


効能

切り傷、かゆみ、虫刺され、軽い床ずれ、火傷など…


使ってみて

タイツコウは使った直後から浸出液が大量に出てきてすぐにこれはダメだ!と思いますが、好転反応の可能性もあると思い1週間は様子見…

しかし、痒くなったり浸出液はドバドバで状況は悪くなる一方で流石に中断。


しかし、漢方の先生に紫雲膏は品質の良いものを使ってねと言われていたこともあり、紫雲膏もタイツコウも品質が悪いからそこまで効果を感じられないのかもしれないと思い始めます。


そして、ネットで漢方の塗り薬を手作りしていて、材料の品質も良いところで紫雲膏とタイツコウのセットを買います。



とてもいいお店でわざわざ使い方説明のために電話をかけてくださるお店でした📞

届いて、早速使ってみますが、逆にクラシエよりも浸出液出る気がする。

そして、更に痒い!!

痒い痒い痒い!!となり、肌(といっても瘡蓋の上から)沢山掻いてしまいました。

そして、クラシエの紫雲膏は瘡蓋がふやふやになって勝手に剥がれましたが、こちらの高品質な紫雲膏は瘡蓋がふやふやになりませんでした。

何が違うのか…?

瘡蓋も剥がれないなら、やはりクラシエの方がいいのかと思い、またクラシエの紫雲膏を試してみます。

ですが、瘡蓋は剥がれますがまたすぐにできる瘡蓋…


逆効果だった

「皮膚炎などは患部に熱が集まっている状況なので、塗った患部の血流をよくしてしまう紫雲膏は逆に良くない」

という情報も紫雲膏試し始めたときから見ていましたが、他の治ったというツイートの方を信じたかったのでとりあえず見ないことにしていました。

ですが、逆に悪化してしまったわたしの肌の場合は患部の血流を良くして逆に痒くなってしまったのだと思います。

アトピー性皮膚炎の方の治った体験談はみられたので、症状は脂漏性皮膚炎と似ていますが、効き目は違かったのかもしれません。


さすがに天然の素材で出来ている漢方でこんなに悪化すると思っていなかったので漢方の何かにアレルギーがあるのかな?と思い、顔の炎症の出ていない部分の肌と身体の肌でパッチテストをしてみました。

すると、顔の炎症がなかった部分の肌は赤く浸出液が出て炎症を起こしますが、身体の方は全く炎症が起きることがありませんでした。

顔の肌は身体の肌より薄いから炎症が起きてしまったのか、炎症が出ていない部分があっても顔全体に熱が溜まってしまっているからなのかは分かりませんが、身体は大丈夫だったことを考えると、この漢方の塗り薬の中にわたしにとってのアレルギーの要素はなかったのだと思います。




無添加だから、天然素材だから、副作用もほとんどないから、と思って安心して使用してみた漢方関連ですが、良い効果は得られませんでした。



東洋医学関連でいくと、漢方•漢方の塗り薬以外でも鍼をやってみようかと思いましたが、通う間毎回汚い肌を晒さなければならないこと、もしも何回も通って治らなかったら精神持たないと思ったこと、この肌を見せるのは極力最低限の人に抑えたかったことなどの理由により、辞めました。



おまけ

〜民間療法 海水濃度の天然塩水洗顔〜

何故塩水洗顔試そうかと思ったかといいますと、民間療法でアトピー患者が海に入ってアトピーが治ったという体験談があったからです。

アトピーが治ったという体験談ではありましたが、浸出液が出るという点では似ている皮膚炎なので、脂漏性皮膚炎の私も試してみることにしました。


塩にはマグネシウムというミネラルが含まれていて、これは肌のバリア機能を高めてくれます。

海水には塩が含まれているわけですが、塩には殺菌効果があります。

アトピーの肌は黄色ブドウ球菌が繁殖しやすいので、黄色ブドウ球菌を塩で殺菌することでアトピー肌への改善効果があるみたいです。

それならば、マラセチア菌が繁殖しやすい脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌を殺菌することで皮膚の改善効果があるのではないか?と思いました。


試してみた結果としては、天然塩の海水濃度にした水で顔を洗った直後〜30分間くらいだけは痒みが少し収まる気がしました。

一瞬の痒みの効果のみで、他の浸出液が止まるということなどはなかったです。


明日は、1番長い期間を要し、1番賭けていた自然治癒療法の無洗顔編です。




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