ヲタクよ、他者を愛する前に自身を愛せ。
誤解のないよう先に言っておくと、
わたしは100%ヲタク側の人間です。
そう言い切れます。
この投稿は、そんな自分を含めた、
すべての「悩める」ヲタクたちに届くといいなと思って書いています。
だから今とにかく幸せなヲタクの方は、読む必要はまったくありません。
そのままどうか、幸せな推し活人生をできるだけ長く送っていただけたら心から嬉しいです💐
でももしあなたが、
ヲタクとしての人生を三周くらいまわってみて、
なんかこの人生、もやもやするなあ、、、
と思っているならば、読んでもらえたら本望です。
それ、長らくわたしも同じ状態なので。
最初に筆者(わたし)の紹介を少しさせていただきますね。
もし親近感を持っていただいたなら、読み進めてください。
🧸
わたしの過去の投稿を見ていただくと、
「何がしかの対象に対して愛を語る」投稿が圧倒的に多いことはわかっていただけると思います。
そんな本来のわたしをよく知る方々からは、
クセが強いね、とか、
愛が強いね、とか、
決まってそういう言葉をいただいてきました。
ヲタクの皆さまであれば、一度はそのようなことを言われたことがあるのではないでしょうか。
たしかに変わったものが好きなので、そう見えていることは自覚もしていますが、
正直、そう見せるために、潜在的に自分をデザインしてきた、ということは否めません。
なぜそうしたかったかというと、幼いわたしが、
自分をスペシャルな存在だと思いたい反面、
決して自分をスペシャルだとは感じられなかったから、です。
社会生活のなかで、周りを見渡せば、
まず、自分より足の速い子達が、ごまんといる。
自分よりかわいくてスタイルのいい子達が、ごまんといる。
自分より〇〇のできる子達が、絶対にいる。
勉強は、学校では得意な部類でも、塾に行けばもっと上がいる。
圧倒的な頭脳を持っている子達が、同い年に沢山いる。
元々完璧主義なところがあるわたしは、
自分にしかない圧倒的なモノを自分の中に求めていましたが、
自分の良さを開発する前に、
人と比べることを、やってしまいました。
自分の良さを知る前に、
他人の良さを知りました。
その結果、大事なものを持ち合わせないまま、
大人になってしまいました。
その、大事なものとはなんだと思いますか。
そうです、自信です。
🧸
そんな自分に対してどうしても「スペシャルな色」をつけてあげたくて、
その方法として選んだのが、「変わったものを好むこと」でした。
小学校高学年から中学生にかけてわたしは、無意識にそういったものを好むようになっていきました。
(大人になった今だから、そう言えます。当時は自分でなんとなくわかっていても、他人にはとても言えなかった)
そして、数十年後、
立派なヲタクが出来上がりました。笑
ヲタクのわたしは、好きなものの好きなところをめちゃくちゃ語れるようになりました。
自分の推しが、いかに他と比べても優れているか、語れるようになりました。
いつしか、その能力が発揮できる対象は、
推しに限らなくなりました。
自分のできないことをできている人のことを、
死ぬほど饒舌に、褒めることができるようになりました。
その意見は、人から沢山信頼していただけるようになり、そういった信頼関係は、わたしの人生を多いに彩ってくれました。
でも、気づいたのです、
わたしの他者に対するリスペクトや愛情が、
自分自身に対するそれよりも、
大きく大きく上回っていることに。
これで幸せなら、それでいいんです。
むしろそれで幸せだったなら、どんなによかっただろう、、、
だけど、わたしの場合は、
わたしの心の片隅で、まだ小さな自分が泣いていることに気づいてしまったんです。
「私だって誰かに、こんなふうに愛されたい」と。
🧸
自分が「推し」に対して愛情を持てるということはつまり、
自分も本当は愛されたい、ということはないでしょうか。
いやいや、そんなことない、わたしは推しが好きなんだ、それだけで幸せなんだ!!!
という人ももちろんいると思います。(というか大半か、、、)
ただ、三周くらいヲタクをやると、この問題にぶち当たる方も出てくるのではないかとも、思います。
そんな、幸せなはずの推し活がどこか苦しくなってしまった悩めるヲタクの皆さまは、、、
本当にここまで、よくがんばりました。
本当に本当にえらいです。😭
ここまで読んでくださった方は、ほとんどわたしと同じタイプの方だと思うので、
どんな方かこちらからは見えなくても、なんとなくわかってしまいます。笑
あなたが心の中に持ち合わせた愛情を、
自分以外のひとやものに、沢山分け与えたことで、
分け与えてもらった側のひとやものは、どんなに幸せと思えただろう。
あなたは確実にひとを幸せにしています。
だけれど、本来は、あなたがあげた愛情の分、
あなたも愛されるべき存在なのです。
人間って、生きてるだけで、平等な権利を持っているので。
持っているスキルや輝きによって、その権利の大きさが決まるわけではないので。
そして、そもそも、
あなたがまず愛されることによって貯まった愛情を、他者にも還元する、
という順番で世界はまわっています。
それなら、
他者にあなたの良さが見つかる前に、
一番一緒に生きている自分こそが、
一番早く自分を愛しはじめてあげることが、
一番大事なんだと思います。
🧸
赤ちゃんのうちは、自分を愛するという感覚もなにも、わからないでしょう。
その代わりに、親から愛情を分け与えてもらうのであって。
自分という存在を認識しはじめたら、
もうその時点で愛情を親にもらう必要はない。
それからの人生、一番長く一緒に生きていく、
自分という存在こそが、自分を一番知っているから、そのひとが自分を愛してあげないと。
自分に言い聞かせていることでもあるんですが、わたしはほんとにそう思うんです。
でも、まだその考え方に慣れていないから、
ここまで読んでくださった、ヲタクなあなた様と、一緒に頑張りたい。
そして、自分を愛した先に、
自信が持てたら、わたしたち、
なんでもできる気がしませんか。
🧸
すこしでも自分を抱きしめてあげるために、
役に立ったコンテンツがふたつあるので、紹介しますね。
①ザ・メンタルモデル
以前も紹介した本なのですが、
自分が「生きづらさ」から解放されるために、寄り添って、一緒にトレーニングしてくれる本です。
ちょっとスピリチュアルっぽく見えますが、結構、そうでもない。
何度も読むと理解できますので、ものは試しに、ぜひ。
②BMSGボーイズグループオーディション
" the first "
本が苦手な方はこちら。
ボーイズグループのBE:FIRSTを輩出したオーディションが、YouTubeで全編公開されています。
プロになるにあたって、自分がどんな人生を送ってきたかは全く関係ない。
全員に平等に与えられた時間でどれだけ成長できるか、を支えられるのは、、、
ほんとに、自分の自信だけなんですよね。
自信というものが、人間の原動力としていかに素敵なものかを、すごく美しく感じることができます。
そして、自信をもった人間が、いかに他者のことを愛せるようになるかも、自分のことのようになぞることができます。
卑下マシーンのわたしは、the firstを見てはじめて、自信の美しさを知ることができました。
みなさん卑下するのはもうやめましょう。
人間の美しさを教えてくださったSKY-HIさんに、遠くから本当に感謝しています。
🧸
だから、愛する才能がある、ヲタクの皆さん
その愛情で、自分のことも包んであげて、
その上で、他者を愛してあげたら
もっともっとすてきな人生になると信じています💐
ヲタクみーんなの人生に幸あれ!!!!