ZEROから始める血盟生活 No. 22
その夜夢を見た、小さな女の子が一人荒野にポツンッっと立っている、少女の瞳からは一粒の涙が溢れていた。
私はその子に(どうしたの?)と尋ねると、(お母さんが居ないの…)と答えた。
私はまた少女に質問する。(お母さんはどこに行ったの?)
(分からないの。朝、目が覚めたら居なくなっていたの。お母さん、お母さんはどこに行ったの…。)
母親を探して泣く少女の手を握って一緒に
探すが、辺りには誰もいない。
周りは次第に暗くなり、少女はとうとう立ち止まってしまった。
(お母さん、私が悪い子