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娘と街へのお出かけでの気付き

昨日初めて娘と電車と地下鉄デビューを果たして、無事に天神や博多で人と会ったり買い物を楽しむことができた。体はヘトヘト、でもすっごく楽しくて1日たった今でもなんか心が軽い、ウキウキしている!

「電車に乗る」一人の時はたったそれだけ、簡単なことなのに娘が生まれてから約9ヶ月なかなか勇気が出ずにできなかった。用事を作らないときっと行動できないと思って、思い切って職場の先輩に会いに行く用事を作った。

前日から持ち物の準備。天神や博多には授乳室や調乳できるところがたくさんあったので(事前に調べた)お湯は持っていかずに調乳室のをいただくことにして粉ミルクの使い切りスティックを数本、着替え一式等を用意。
あと地味にSuicaのチャージを事前にしておかないと改札でアタフタしてしまうだろうなと思い前日にスマホからチャージしておいた。(後から振り返って、事前にチャージしていて良かったと思う!)

娘は最近ベビーカーに乗せていてもすぐ抱っこをねだって泣いてしまうので、基本抱っこ紐での移動。でももし私がお店でご飯を食べたり荷物が多くなってしまうことを想定してベビーカーも持って行った。

初めての電車は思っていたよりスムーズだった!なんで今まで躊躇していたのかなって思ったほど。でもベビーカーを乗り降りするときによっこいしょ!と持ち上げたりするのは大変だった。力を使うからというよりは、できるだけ周りの人に迷惑にならないように動かすタイミングを見計らったりする方に神経を使った気がする。
もちろん、一人での移動の時とは気持ちの余裕が全然違うし状況的にも音楽を聴いたり本を読むことはできない。それでも景色を見たり、娘の顔を見たり「あぁ、私電車に娘と乗ってる…」と感傷に浸りながら何とか楽しく移動することができた。たまに娘がきゃーと声をあげるのでヒヤヒヤする時もあったけれど、到着する少し前からうとうとして(電車の揺れって心地いいんだな)着いた時には眠ってしまっていた。
当初の予定では一度博多に着いたところでおむつ替えをしておこうと計画していたんだけれど、すやすや寝てくれていたのでそのまま天神へ移動することにした。

はじめての博多駅は夢の中


この1日ですごく、すごく感じたことが1つあって…それは「エレベーターを探しながら移動する大変さ!」駅についても改札にたどり着くまでにエレベーターを2回乗らないといけなかったり(1回でいいと思っていた)いい感じのところにエレベーターがなくて足も腰もくたくたなのに遠回りしなくてはいけなかったり、早く地下街に入りたいのに階段はあってもエレベーターがなかったり。
悲しかったのは、エレベーターが遠いせいで数分後に発車する電車をふつうに見送らなくてはいけなかったこと(一人だったら余裕で間に合う)やホームによってはエレベーターがないところがありベビーカー&荷物を持って階段で上がらなくてはいけないところがあったこと。(優しい清掃のおばさんが声をかけてくれ、一緒に持って上がってくださった。後で詳細を書きます。)たった一階上や下に移動するだけなのにエレベーターを探して、待って、乗るという過程がすっごくもどかしかったな。私は小さい子供だからいいけれど、車椅子の人や足腰の悪い高齢の方等、不便に感じている人ってたくさんいるんだなと。そして自分がエレベーターを利用する立場になって初めて気づいたなと。


や、あと、この1日でたくさんの優しい眼差しを感じることができた。子連れの移動って周りの迷惑にならないように色々注意を払っていて内心色々な場面でドキドキしていたんだけど「赤ちゃん可愛い!」と声をかけてくれる人にも出会ったし、電車の中で抱っこ紐の中の娘がじ〜っと一人の若い男性を見つめていてその目線に気づいた男性はたま〜にニコ、ニコ、と目を細めてくれていた。私は気づいていないふりをした方がいいのかなと思い知らないふりをしていたけれど、その男性のマスクの下の笑顔にちゃんと気づいていました。声をかけるまではないけれど優しい眼差しを送ってくれる大人が多いこと。そのどの眼差しにも母はちゃんと気付いていましたよ。
確かに、自分も可愛い赤ちゃんを外で見ても「可愛いですね」と声をかけることは勇気がなくてあんまりない。(出産してからつい声が出ちゃうことはかなり増えたけれど)可愛いな、お母さん頑張れって心の中で思って見ていることの方が多いかもしれない。
お昼を食べたお店ではベビーカーを置くために若いアルバイトっぽい女の子が椅子をどかしてセッティングしてくれた。申し訳ないなと思っていたがお会計の時に話しかけてくれて「赤ちゃんめっちゃ大人しかったですね、超癒されました!!」と言ってくれた。こっちの方が、ベビーカーのために椅子をセッティングしてもらって美味しいご飯を作ってもらって素敵なひと時を過ごすことができて大感謝!って感じだったのに、こんなこと言ってもらえるなんて…嬉しかったなぁ。(ベビーカーだとぐずる娘だけれどこの時だけはなぜか大人しくニコニコベビーカーで過ごしてくれていた。)
帰りのホームではホームに向かう階段にエレベーターがなくて、どうしようかと思っていたらその様子を見た清掃のおばさんが私に声をかけてくださった。「ここ、エレベーターないんですよ。良かったら一緒に運びましょうか。」と。その瞬間どんだけほっとしたことか…。昨日は旦那さんの誕生日だったのでプレゼントやケーキを買っていて荷物もたくさん増えていたのでベビーカーと荷物を同時に持ちながら階段を上がるのは絶対に無理だったと思う。あのおばさんはいつもそこで勤務されているから同じような状況の人をよく目にするのかな、それにしてもありがたかったな。ホームについてベビーカーにまた荷物を乗せるまでいてくれて、本当に優しかった。去っていかれる背中から後光が差しているように感じた。それくらいありがたかった。久しぶりに人の多い都会の街に出てみたけれど心優しい人、優しい眼差しをたくさん感じたな。どの方にも感謝の気持ちでいっぱいです。


最後にもう一つ、「都会の元気なお母さんたちに元気をもらう!」
天神には色々な人がいて、目を引いたのはめちゃくちゃ元気なママたち!背後から見たらなかなか派手な洋服を着ていてスタバ片手に友達数人でキャッキャしながら歩いているんだけど、よく見たら抱っこ紐をしていて、娘より明らかに小さい赤ちゃんを連れて歩いている。私は久しぶりに歩き回って暑くてヘトヘトの時だったので元気に天神を子連れで遊んで闊歩しているお母さんたちにめちゃくちゃ元気と勇気をもらったような気分でした。都会は子連れ、赤ちゃん連れでお買い物を楽しんで来る人がたくさんいて何だか心強かったな。同志がたくさんいるような気分でした。もっとたくさん娘と色々な所にでかけたい、遊びたいって思えた。


そんなこんなで、当初の先輩と会う目的も果たせたし旦那さんの誕生日プレゼントやお祝いのケーキも博多で買うことができたし、疲れたけれど本当に充実の1日だった。帰りの電車でも娘は最後のほうはウトウト。身体の疲労感もすごかったけれど、それ以上に満足感と色々な人に助けられて心もほかほか。記録に残さずにはいられない1日でした。


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