とらえ癖が9割:人は自分の物語で世界を感じている
よく見かけるタイトルにしてみましたw
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先日、友人と一緒にいたときにスナックのパッケージを開けようとしてたんです。
わたしは縦に割くのが嫌いで「最近のってほーんと、開かないよね(ちょいイライラ)」と言いました。
それを受けて友人が「しっかりしてるよね~」といいました。
わたしに伝わったのは”頼もしくていいよね”という意識でした。
人によってとらえ方って違うんだなー、「ひとりひと宇宙」ってこういうことか、という衝撃と共にわたしのなかで意識の変換が起こりました。
そういえば、変なものが混入されたりすると命に係わる。
食べ物のパッケージがしっかりしていることは、とっても助かることだ。
(グリコ事件はご存じですか)
実は、あんまり怒ったりしない母が、例えばスーパーで買ってきた魚を出そうとしたときにラップがするっとはがせないと「一番これがイライラする!」と言っていました。
この記憶がわたしの中に条件付けしていたのかなと思います。
(グリコ事件はリアルタイムで知っていたのに)
わたしの条件付け:パッケージがするっと取れない→イライラ
事実:「パッケージがしっかりと粘着されている」
わたし:「イライラ」
友人:「頼もしい」
人はとらえ癖に自動操縦されている、かもしれない。
自動的って、かなりイヤだな。
とらえ癖、自分で気分が良くなる方向にシフトできたら、いいなーと思ったできごとでした。
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そこから、こんなことをまとめてみました。
人生を味わうための、どなたかの参考になれば幸いです。
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人は五感で世界と触れ合い、味わっています。
”外界を”というに微妙に違和感。
緊張で心臓がドキドキしたり、怒りで肩がこわばったり、嫌な気分で口の中が苦くなったり、、感情は身体感覚でもあるので、やっぱり五感で感じている、とすると”外界”には限定されないかな、と思います。
ちなみに、
とのこと。
西洋は細かく見ていく、東洋は包括的に見ていく、というのが得意なんですね。
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五感のうち視覚がもっとも優位でおおむね8割くらい、視覚から情報を得ているとのことです。
ただし、視覚から入った情報がすべて完全な事実をとらえて伝えているかというと、そんなことはないんです。
視覚情報は脳で認知されます。
ほぼ同じことをボディートークで学びました。
熊に襲われた記憶がある人は、木の陰に熊を実際に見る。
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人は、事実を見てないんです。ほとんど。
自分の作り出した物語を見ている(感じている)。
『ミステリという勿れ』の整くんが言ってます。
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とらえ癖って、今までの経験で「こういうもんだよね」と脳が蓄積した物語から枠ができています。条件づけられています。
ただ、そのとらえ癖、蓄積した物語、条件付け、適切じゃないときが結構あります。
かなり、無意識に操作されちゃってるんですけど。
いっつも同じ失敗をしていまう、という場合、このとらえ方に操作されてしまっているかもしれません。
ではどうしよう?
とらえ方を変えていく、というのはどうでしょう。
まずは、自分を観察するのがおすすめです。
例えばイラっとしたとき、イライラに翻弄されるのではなくて、「おや、イラっとしたな」と少しだけ離れて自分を見る。
なかなかむつかしいですが、練習です。積み重ねでなんとかなります。
そして、ああ、こういうときイラっとする癖があるんだなーと観察できたら、次の一手は自分で選ぶことができるようになってきます。
事実:スナックのパッケージがしっかりと粘着されている
↓
ちょいいらいら
↓
観察:わたしはするっと開かないとイライラするとらえ癖があるんだな
↓
行動A:縦に割いて事なきを得るけど、縦の割くと小さくペロンとなるのが邪魔なんだよなと不満を感じる
行動B:しっかりしてるってありがたいねぇ、と機嫌よくハサミを使う
行動C:友人にイライラをぶつけ、なんで気持ちをわかってくれないの?と関係性を悪くする
対処D:、、、
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ささいな出来事ですけど、日々の生活、自分の気分は、こういう細かいことでできてて。
渦中に巻き込まれるのではなくて、細かいことを見ていけるようになるとなんか自分の人生の手綱を握れる気がします。
人生の手綱、なんていうのを考えるようになったのはライティング・ライフ・プロジェクトのおかげです。
自己認識って、深めると自由になる気がします。
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次回は12月に募集しようかと、、
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