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月明かりで読む物語 【おしらせ】
連載をはじめようかどうしようかと思い悩み、時間だけが過ぎました。
ピリカ文庫に寄せさせていただいたショートショート『月』。
そこに登場した、執事リカルド。
『月』を読んでくださった方、もしくは、音声配信『すまいるスパイス』のピリカさんによる朗読で聴いてくださった方、彼の存在がもし記憶の片隅にちょっぴりでも残っていたら、ありがたくてうれし泣きの案件です。
その彼を主人公にした物語の連載の準備をしています。
リカルドは書いた本人が認める謎人物。
『月』ではエンディングで理解不能な行動に出て主人公の心をザワつかせました。
あれを“理由なき行動”で片づけてしまうのは、書いた自身の怠慢。トリッキーさを演出したいがためのぶっ込みキャラだったのでは?と反省。いや、なんとなくの意味を頭に浮かべてはいたのですが、本文中での説明はまったく省いていました。
ピリカさんが朗読で浮き彫りにしてくれたこの人物像。リカルドの背景を見出だすきっかけとなりました。
朗読の力って、すっげえぞ!って、悟空みたいに言っちゃいたい。マジ感謝です!
◇
しかし、いざ書き始めてみたら、一話完結を目指したつもりがスマホで読むと巻物みたくなってしまう。
前後編に分けようか?いや、バランス良く分けられる自信がない。(過去に『花屋の葉子さん』で前後編書いたら、後編がやたら長くなってしまった)
てことは…連載にした方がよいのか?
ただ、連載の海に漕ぎ出すのって、やっぱり恐い。
読んでくれる人がいないんじゃないかという恐怖。そもそも連載を読みはじめることに躊躇いを感じる方もおられるかもしれない。
しかし、それ以上にリカルドという人物を語りたいと思いました。
◇
ピリカさん、さわきゆりさん、紫乃さん、そしてmay_citrusさんの連載をこの夏に読ませていただいていた私。ぐんぐんと読者を物語に引き込む力もさることながら、次回まで読み手を連れていくその面白さ。並大抵のことではありません。
尻込みする要素は数えきれませんが、今年は挑戦の年と思ってnoteをはじめたので、連載にも挑戦しようと思います。
関白宣言ならぬ連載宣言をつらつらとして自分を追い込んだところで、ごあいさつを…。
『リカルド ~月~』を近々連載します。どうぞよろしくお願いいたします。
オラに元気玉を!!←悟空を引きずる
※不定期連載になりそうな予感がいまからプンプンしております☺️💦