不器用という個性。
修業時代 師匠から言われた 言葉がある。
「不器用な人ほど いい職人になる。」
この言葉は 20年以上たった今でも 宝物のように僕の支えになっている。
兄弟子も 不器用な人です。
「器用な人は すぐに仕事を覚えて 上手にこなすけど、その分 仕事を舐めてかかることがある。不器用な人は うまくできないから失敗を重ねて、一生懸命に物事に取り組む。結果 不器用な人はいい職人になる。」
と 重ねて 諭してくれました。
師匠は 表具の技術だけでなく いろんな 人生を渡っていく上での心がけも 訥々(とつとつ)と語ってくれたものです。
不器用な僕たちを励ますためにかけてくれた言葉だったのかな(笑)
月と木星と土星(8月3日夜)
ただただ 不器用なだけではモノにはならないよね。
素直な心(師匠の言うことを理解しようとするこころ)
素直って言っても 人の言うことを鵜呑みにするのとはちょっと違うけどね。
それから 失敗にくじけないタフさ。
不器用さんは 失敗するんですよ、いっぱい(笑)
あとは 楽観的なことかな。「ま、いいか。」っていう。
楽観的過ぎて 反省しないのはどうか・・・と思いますが。
8月4日明け方の月。
楽観主義は 野球やってて身に着きました。
エラーする、チャンスで凡退する・・・
いつまでも 引きずってたら 次のプレーにも影響しまた失敗しちゃう。
仲間からかけてもらえる 「ドンマイ」 の 言葉は救いになりました。
8月4日朝の月のアップ。どこまでも赤い。
不器用は天性のもので、失敗にめげないタフさは後天的に身に着けた技術。
素直さは いい人たちに恵まれている おかげさま。
基本的に ボクの周りには だれかを陥れて自分だけ得をしようとか、だましてやろうとか そういう輩はいませんので。
人の言うことは すぐ素直に信じちゃう。
ただ、その反動で 自分の保身のためにウソをつく人がいたら 私の人生の舞台からは一発退場していただきます。
争いごとは嫌いなので そういう人を責めたりはしないけど 気持ちが切れちゃうと 顔を見るのも嫌になる。結構きついんだよねボク。
今朝8月5日 朝の月。
師匠からもらった言葉で ずっと何年も 作家活動を続けてこられたことにはとても感謝してます。
言の葉は 大切で 武器にもなり 励ましの魔法にもなり・・・
話し言葉も 書き言葉も そういう意味で たいせつに扱っていきたいなと思ってます。
今日はここ何日か 月が美しかったので
月の写真と ともにお届けしました。
ハッピーな一日を~
チャオ(^^♪
梅田剛嗣