消費者庁への取材を通して「コミュニティの大きさ」について考えてみたおはなし
食品ロスの問題は複雑に絡み合っており、対象があらゆる立場の消費者に関わるため、関係する省庁も多岐に渡っています。今回各省庁にも取材を、と考える中で消費者庁のお話はぜひお伺いしたいと考えていました。
とはいえ普段から省庁の方とお会いする機会、ましてお話しする機会は全くなく、そもそも取材を受けていただけるのか不安でしたが、快く引き受けてくださいました。
取材を通して一番興味深かったのは、「コミュニティの大きさ」についてでした。私たちロスをロスするProjectも普段活動していて、私たちが考えたことをどう広めていくか?を考えることがよくあります。インターネットの普及で実際に会ったことがない人ともコミュニケーションが取れ、全世界の人と繋がることができる今だからこそ、コミュニティを小さくしてみる、ということに着目し企画したのが「会社で直接廃棄ゼロチャレンジ!」です。この企画は顔見知り同士(会社)で家に眠っていた食品を交換するというもので、フードドライブのミニ版と言ったところでしょうか。
フードドライブのハードルが高いと感じる方に「どうしたら参加してもらえるか?」と考えた時に思いついたアイデアで、キーワードは「顔見知り」でした。
消費者庁が今取り組まれていることの一つに、地域のコミュニティで活動されている方に食品ロス削減に向けた取り組みのファシリテーター的な存在になっていただく、というものがあります。「国からの発信」というと隅々まで届きづらい印象がありますが、「顔見知りの方からの耳寄り情報」だと聞いてみたくなりますよね。
私たちは食品ロス問題に関する情報を広く扱い、webサイトにまとめて発信しています。それらをたくさんの方々に知っていただくために伝えたい内容や仕組みに応じて、いいコミュニケーションの方法が選択できるよう、これからも知恵を絞っていきたいと思います。
みつはし:おはなし、盛り上がってましたね〜
あかし:おこがましいかもしれないけど、「同じこと考えてる人に会えたー!」みたいな感動を覚えました!
執筆:明石麻穂(ロスをロスするProject)
イラスト:三橋元子(ロスをロスするProject)
※この記事は、2023年10月18日にロスをロスするProjectのWEBサイト「ロスは、きっとロスできる」に公開した記事をnote用に編集したものです。
WEBサイトにはnoteには載っていない記事も盛りだくさん!
ぜひご覧ください!
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