イタリア滞在記[2]_6【静かな(?)湖畔】(2022.7.29)
今日は家から車で1時間ほどの場所にある湖畔のレストランで、男4人で昼食をとる。メンバーは、僕、アンドレア、そして彼の友人、ルイージとカルロだ。
僕の昨日の日記を読んでくださったあなたは、ん...?と思われたかもしれないが、その通り。このルイージとカルロ、アンドレアと何かあったらしい例の2人だ。
少し距離を置いてみろって言ってんのに...僕のアドバイスなんて聞きやしない。
まぁ僕は、自分さえ楽しめればそれでいいんだけどね。
と、いうわけで、予定より早く現地へ到着した僕たちは、食事の前にレストラン周辺の散策を楽しむことにした。
そうこうしているうちに予約の時間になったので、レストランへ向かう。
↑今朝(イタリア時間)、noteを開いたら、「食べ過ぎに注意」とコメントをしてくださった方がいたので、その忠告を受け入れ、第一の皿は飛ばして第二の皿。
料理名は忘れちゃったけど、焼いた豚肉の薄切りにポルチーニ茸のソースを添えたもの。
僕は料理の味を形容するのが苦手だが、これについては的確に表現することができる。
まさに、叉焼そのもの!
ラーメンに乗せたらもっと美味いのに!
食事が終わると、イタリア人3人がリモンチェッロを片手に、つまんねぇ政治談議を始めたから、僕はスマホを手に取り、noteを開く。
すると、「あなたの記事が話題です」とのこと。
通知をタップすると...↓
「アンドレア、麻衣ちゃんがお前に手紙書いてくれたよ」と言うと、彼は饒舌に展開していた弁論をぶった切って僕のスマホを覗き込んできた。
そうだよな。かっこつけて政治の話なんかしてるけど、女の子からの手紙の方がよっぽど魅力的だよな。
と、いうわけで、アンドレアに宛てた手紙ではあるものの、webで公開されてるものだし、みんなで読んでも別に問題ないだろ、ということで、4人で拝読することにした。
でも、その前に。
まずは、頂いた原文をそのまま意訳させていただきたいと思う↓
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Caro Andrea.
: アンドレア―(⌒▽⌒)!
Grazie per esserti preoccupato quando non mi sento bene!
: 私の具合が良くないときに心配してくれてありがとおおおおお!
Vedere le foto dei fiori mi ha fatto sentire meglio!
: 花の写真を見たら気分が良くなったの!(´;ω;`)
Ora che mi sentivo meglio, sono stato in grado di prendermi cura dei fiori.
: 今は元気になったからお花の世話ができるんだ\(*^▽^*)/
Sulla mia veranda, le rose fiorivano.
: うちのベランダにバラが咲いたんだお\(//∇//)/
Re Loris,È un re egoista.
: キングろーりすっていう、エゴイストな王様なの(*⁰▿⁰*)
Sta bene.
: 元気に咲いてるお\(//∇//)/
Anche Andrea🌹✨
: アンドレアもね🌹✨
Love you Mai
★麻衣さんへ★ 実は僕、イタリア語の講師をしていたことがあるんです。そんなわけで、僭越ながら講師の立場からアドバイスさせていただくと...
とてもよく書けています。時制に気を付けると、より伝わりやすい文章になるでしょう。
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さて、4人の会話を書き分けられる自信がないので、ここから先は例によって発話者の前に名前を付ける手法でいきたいと思う。
僕の台詞にはL、アンドレアの台詞にはA、ルイージは僕の名前「ローリス」と頭文字が被ってしまうので、友人2人についてはカタカナ表記を「」の前に付けてお送りします。
A「元気になって本当によかった。写真も気に入ってくれたみたいだしね」
ルイージ「どんな花の写真を送ったの?」
A「赤いポピーだよ。赤は生命力や活力の象徴だからね。少しは彼女の助けになるかと思って」
カルロ「へぇ、彼女自身も花を育ててるんだ。優しい人なんだろうなぁ」
L「うん。しかもすごい美人だよ」
ルイージ「何歳?」
L「アンドレアよりちょっと年上で、お前より少し年下」
カルロ「いいね。イタリア語で手紙を書いてきたってことは、イタリア語が話せるんだろ。紹介してよ」
ルイージ「おい、俺が先だ」
A「手紙をもらったのは俺なのに、どうして君たちが出てくるんだよ」
L「...残念だったな。彼女、結婚してるよ」
僕以外「「「だから何?」」」
※イタリアでは男女問わず、愛人保有率がそれはそれは高いのです。でも、大丈夫。このハイエナどもから僕が麻衣さんを守る。
僕以外「「「WWW WWW」」」
カルロ「イタリアではprincipeって呼ばれてて、日本ではキングって...日本にいるときはもっと自分勝手なんだ?」
L「...言っておくけど、これ、僕のことじゃねぇからな。麻衣ちゃんが育ててるこのバラのことだから」
A「そう、それが問題なんだよ。少しくらい弱ってる方がまだ可愛げがあるのに。Ascoltate、昨日なんかさ...」
L「だから!僕のことじゃないって!」