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日本へ行ったときに

イタリア時間11/8(金)夜に投稿され、すでに一人で日本語版を読み終えたこちらの記事[↓]を、10日(日)、ファエンツァのとあるバールで開き、僕は、
「これが一緒に読む最後の記事だね...」と言った。


※この記事(上のリンクの記事ではなく、今あなたが読もうとしてくださっているこの文章)は、日本人の僕とイタリア人の友人アンドレアがイタリア語で交わした会話を、日本語に訳したものです。
会話文のみで構成されているので、どちらの発言であるかを明確にするため、僕の台詞にはL、アンドレアの台詞にはAを、「」の前に付けてお送りします。


A「昨日フライトの前泊の計画を立てて以来、君はずっとだな。『最後』って何だ。kaekoikは今回でブログをやめるのか?」

L「やめないけど」

A「じゃぁ『最後』じゃないだろ」

L「僕たちが一緒に読むのが『最後』っつってんの」

A「...君がイタリアにいようが日本にいようが、いつも一緒に読んでるじゃないか」

L「ビデオチャットじゃ『一緒に読んでる』って言わない」

A「仮にそうだとしても、半年後にはまた一緒に読むんだから『最後』じゃないよ」

L「...もういい」

A「また泣くのか」

L「泣いたら悪いのかよ。お前なんかなんにも知らないくせに。日本に帰ったら孤独になる...」

A「さっきから一体何を言ってるんだ! 孤独になんかならない。俺にはもう、君が昇太くん(←僕の弟)とみなとみらいのクリスマスツリーの前ではしゃいだり、ラ・メゾンでケーキを食べてる写真が見えてる。それに、ビザを取るために日本でやらなければならないことを考えてみろ。寂しがってる時間なんてないはずだ。しかも、万が一次のFlussiフルッシに通ったら、春になる前にイタリアへ戻って来ることになるんだよ。その可能性が絶対にないとも言い切れないから、そうなっても困らないように準備しておかないと。今度こっちへ来たら、5年は帰れると思うなよ」

L「...5年?」

A「そう。だって日本を旅行するにはすごい金がかかるだろ。君の話を聞いたり、kaeのブログを読んだりしていると、行ってみたい所や食べてみたいものがどんどん増えていくからね。往復の飛行機代だって “×2” だし。とはいえ貯金するためだけに生きるのは嫌だから、たまに遊びながら...と考えると、十分な金を貯めるのに5年くらいはかかるんじゃないかな。そのあいだにも彼女はまた興味深い記事をたくさん書くだろうし、さらに金がかかるっていう...w  もちろん、"何もかも" は無理だから、その中でも特におもしろそうなものを厳選して、計画をしっかり立てないとね。で、『仏像』の続きは? 今はフライトの前泊のことは忘れて、京都や奈良の旅行計画を立てよう」

L「今回はね、後半はお前にはちょっと難しいかもしれないけど、前半はおもしろいよ。神社とか寺を参拝する方法が書いてあんの。そうだ。今度、これ見ながらサンマリノ神社で練習してみる? 日本へ行ったときにきっと役に立つよ」


...ちなみに、トップ画像はこちらのチョコレート[↓]に同梱されている、名言が書かれた紙片を使用。

今年の新作Baci

241110

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