【随想】映画『犬神家の一族』市川 崑
犬神家の一族を見た
角川のYouTubeチャンネルで期間限定で配信されていたからだ
監督は市川崑
『ビルマの竪琴』と『どら平太』くらいしか知らない
オリンピックと
庵野秀明への影響のイメージ
横溝正史はまるで読んだことがないのに
金田一耕助も
スケキヨも
湖の逆さ死体も知っていると言うのは
ものすごいビジュアルイメージの力である
ミステリー作品でここまで人の記憶に長く留まっているものも
そう多くはないだろう
スケキヨはこんな人だったのか
ストーリーはなんだかややこしい話だなと思った
登場人物たちのそれぞれの思惑が
二重三重に錯綜しているから
いまいちすっきりできなかった
その錯綜部分がトリックやミステリーとして面白いところなのだろうが、
ただシンプルに筋を理解するのが難しかった
家系図は複雑ではないのだが
単純に登場人物が多く
それぞれの立場や生い立ちからの思考回路を
読み取るには情報が少ないと感じた
あとあとよく考えれば
練られていることはわかるのだが
直感的にわかりやすくなかったというか
それにしても
金田一耕助はいったい何をやってるんだ
もっと頑張って事件を防いでもらわないと
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