【随想】映画『仄暗い水の底から』中田秀夫
あなたの風邪はどこから?仄暗い水の底からということで、角川シネマチャンネルで2週間限定で無料で見られたので、初めて見ました。有名なやつですよね。今更リングも見て、貞子を知ったくらいですから、ホラーの名作はほとんど通ってきていません。なんで、わざわざ怖いものを見たいと思うのか。お化け屋敷にも行けないし、いまだに怖いものには抵抗がある。映画館でホラーはまだ無理な気がする。だって、周りが暗いから。座っている椅子の後ろ(背後)とか暗闇の中が気になってしまうんですよね。それに比べて、ネット上でホラーコンテンツを見るのは、平気になりました。デバイスが小さいのと、周囲が明るいから。デバイスから霊が出てきても、きっと小さいから倒せるし、明るいから霊が隠れる場所もない。人間の目は、前についているから、死角である背後に対しては、基本的に恐怖心があるのだと思います。何か他の生物に襲われるんじゃないかという恐怖。ホラーは、その恐怖を増長してくる感じです。だからホラー映画を観てる最中も、前だけ向いている人はだいぶ油断していますよね。だって、ほら後ろにいるのに。
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