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《飛鳥》
今年の干支は、乙巳。
六十年周期の還暦を古代まで遡れば、大化の改新絡みの政変があった年でもあり、それはまさにこの干支に因んで“乙巳の変”と名付けられていますね。
事が起こったのは飛鳥時代。そこで、書初めのお題は『飛鳥』にしました。
新年から嫌に物騒ですが、世相が世相なので致し方ありません。(どーん)
せめて、字面だけは優雅になるように試みたつもり。ただ、別紙に4~5枚習作した分のほうが佳く書けた感が…クソ~。(お嬢様っおやめなさい!)
※使用和紙は昨年と同様、観音正寺の白檀紙散華(菩提樹の葉入り)です🌿
飛鳥を「あすか」と読むようになった経緯には諸説あるようで、和歌の技法として“飛鳥の”という枕詞が後に続く“あすか”という言葉を修飾する語であることから、当漢字にそう充てるようになったとも言われているようです。
和歌内の“あすか”は地名の明日香(奈良県)。天武天皇の御世に、赤い鳥が吉祥を顕すとして献上された際、元号が朱鳥と改められ、それに伴い皇居の名称も所在地を入れて飛鳥浄御原宮と名付けられました。このあたりも関係してるとなると、景気のいい雰囲気もあると言えるんじゃないでしょうか。
※ただ、天武天皇はその数か月後に亡くなってます…🫣
※ちなみに、飛鳥浄御原宮は、乙巳の変の舞台であった飛鳥板蓋宮の跡地に建ってた可能性があるとか…😶
*
まあ“飛ぶ鳥を落とす勢い”なんていう言葉は、権勢が盛んな様子を表しますよね。うん、権勢ねえ……。試しに、権勢があることにしてみましょうか。
現在、権勢を誇って息巻いております!
…………………。
イモいわ~。イモい。
隠者返上しろや。「出生は没落貴族のはずなんですがね~、なんでこうなっちゃってんのかなあ~?奥歯ガタガタ言わせたろか?ハッハー!」ぐらいの感じでいいんですよ。飛ぶ鳥上等です。
さて、マッポーの世には大体現れる者と言えば、以下。
・微妙な教祖
・微妙な信者
・魔女狩り部隊
数は下がるものの、ここに辻斬りも加えておきましょう。
高揚している人を、ある程度まともな人が10人で取り囲んで説得したら、どうにかなるのか。
………なるかあ!
それは周囲の人間が無力だからなのではなく、問題はただ高揚している人が高揚してることに由来しているため、平和的に解決しようとすれば然るべき専門機関に委ねるぐらいしか道はない可能性は大じゃないんでしょうかね。
筆者は隠者ですので、非力な宇宙人ではありますが、意外と正気なんです。
「🎵踊るアホウに、見るアホウ🎵」と多勢が蠢動しているのに合わせて、「ソンソン!」とか言いつつ、踊りながら徐々に山のほうへ逸れて行って、秘境に分け入るのが務めというもの。
マッポーの世についていけそうになくなった時には、お立ち寄りください。
https://www.youtube.com/watch?v=QmGrzvHuqJQ
☝作業時BGM:かっこいいじゃない…
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