先輩エンジニアがちゃんと指導してくれない理由
閲覧ありがとうございます。
今回は新人のインフラエンジニアが先輩や上司からちゃんと教育されない理由とどうすれば良いのかを書いていきます。
教えてくれないのは教育のプロでは無いから
これに尽きます。
「あの人教えるの下手」、「職場の先輩がちゃんと教育してくれない」とかいう陰口をよく耳にします。
しかし私は「それは当たり前でしょ」と思ってしまいます。
何故なら彼らは「インフラエンジニア」であって「教師」では無いからです。
「人に教える」というのはそれ専門の仕事が有るくらい難しい仕事なんです。
例えば専門学校の先生とかだと「教える事」に集中できますよね。
そして情報処理試験の対策等、教える範囲も大体決まってます。
それらを何年も続ける事によりそれぞれの教えるスタイルを確立していきます。
対してインフラエンジニアはどうでしょうか?
要件定義、設計、検証、構築等の本業が有ります。
「教える事」には集中できませんよね。
教える範囲もプロジェクトによって流動的です。
そもそも先輩ですら知らない事も沢山有ります。
なので「インフラエンジニア」に「教師」の側面も求めるのは少し酷です。
マネジメント研修はほとんど無意味
「リーダーやマネージャーはマネジメント研修とか受けてるじゃん!」という意見を良く聞きます。
受けているとはいえ長くても1週間程度ですよね。
本職の先生方の経験には到底及びません。
そもそもマネジメント研修はプロジェクトの進行やスケジュール管理の方法等様々学びます。
教育の仕方を教えてもらう密度は薄いです。
ほとんど無意味と考えた方が良いでしょう。
先生クオリティを求めるのはやめよう
学校は先生が常に答えを持ってきてくれますよね。
しかしIT業界でその姿勢は非常に危険です。
・先輩から「自分で調べない人」と思われる
・「答え持ってきてくれる」と思って誰も持ってきてくれないから何も知らない人になる
という風に散々な目に遭います。
なので先輩エンジニアはあくまで「プロジェクトを一緒に進める自分よりスキル高めの人」という認識でいましょう。
教えてもらうべき事を精査する
とはいえ何も教えてもらわずに仕事しろというのも難しいです。
どうしても教えてもらわないと仕事にならないという事も有ります。
なので聞くべき事は精査しましょう。
聞くべきなのは下記に該当するような事です。
・ググれないけど聞いたらすぐ分かる事
→ファイルの配置場所、会社のローカルルール等
・調べたけどわからない技術、知識
→「ここまではわかるのですがここからわからないです」という聞き方をする
※調べないで始めから聞くのは絶対ダメ
小技紹介(自己責任)
これはあくまで経験則なので状況見て使ってみてください。
下記に該当してる人は比較的丁寧に教えてくれやすいです。
①技術好きな人
→技術好きな人は教えるの好きな人が何故か多い
②残業ばかりしてる人
→「定時で帰りたい」という考えが無くなっていて
残業welcomeなので「忙しいから後で!」とあまり言われない
③派遣されてきた年輩の人
→技術力高いけどマネジメントするの嫌であえてSESに留まってる可能性が高い
そういう人は現場の苦労をよく分かってる
※稀に人格面に多大な問題が有る人も居るので注意
技術は自分自身で勉強する
結局はこの結論になってしまいます。
成長するには自分自身で調べるのが近道です。
何故かと言うと先輩に言われただけの事って右から左に流れやすいです。
調べる過程で様々な疑問が浮かびます。
その疑問を解決する事が大切なんです。
実際に自分で調べた事って脳が必要な情報だとカテゴライズするので頭に残りやすいんです。
なので教えるの下手な人に期待するのはやめて自分で調べてみましょう。
最後まで閲覧ありがとうございます。
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