お久しぶり、です。
お久しぶりです。
以前まで雪音という名前でnoteを書かせて頂いていましたが、これからは「沙耶」という名前で、アイコンも新しくして、気持ち新たにnoteを書いていきたいと思います。
これに特に意味はありません。
沙耶、という名前は流れるような感じで好きだなあと思ったからです。
今日綴る気持ちは、喪失感、焦り、虚無感。
あまりいい気持ちではありませんね。
人生の夏休みとも言われる大学生活も、もう4年目に突入しようとしています。
大学3年の2月。
つまり、就活本番です。
私は、中学生の頃からずっと教員を目指していました。そのために教育学部のある大学に進学し、夏には母校へ教育実習もさせて頂きました。
けれど、私は教員採用試験の申し込みはせず、就活することを選びました。
理由としてはふたつあります。
ひとつめは、恩師が、社会人を経験してから教員になったこと。
ふたつめは、就職を早く決めてしまって、やりたいことをやりたい、と思ったからです。
恩師は元々、地銀で勤めていたらしく、銀行ならではの縦社会のことやジェンダーのことについて語っていたのが印象的でした。
「教員の常識、社会の非常識」と言われるように、まずは社会を経験してみたいのです。
教員しかやってきてないくせに、生徒に就職だとか会社のことだとか、言ってもあまり説得力がないと思いましたし。
他の先生でジェンダーについて語ってくれた先生はいませんでした。
ド田舎だったので、なかなかジェンダー観が発達していませんでしたし、実習に行ったときもそれは変わっていませんでした。
だからこそ、自分が中学生の頃に考えていた男女、ジェンダー観について語ってくれた恩師のことが忘れられないのです。
内定が出るのは会社によって差がありますが、教員採用試験の結果よりは早く出ます。
私は就職を早く決めて、もっと海外に行きたい。
好きなダンスを極めたい。英語もやりたい。
やりたいこと、やり残したことを叶えるために、就職を選びました。
けれどこの就活というのが、なんとも難しい上、メンタルをやられるのです。
教員採用試験や公務員試験は、学校で勉強会や講座が開かれ、なんとなくチーム感というか、同じ志を持った仲間と一緒に頑張れるのですが、
就活は全部自分でやらないといけない。
周りの人がどんなふうに就活をしているのかがわからない。
それが今の私には苦痛でたまらない。
私の就活スタートはかなり遅く、大学3年の12月になってからでした。
大好きだったダンス部を引退し、喪失感と虚無感を感じながら、就活を始めなければ、と焦りも感じていました。
といっても、何をすればいいのかわからない。
年が明けた1月、やっと重い腰を上げて大学のキャリアに相談しに行くと、
「やりたいことを見つけるためにも説明会とインターンに参加してみては」
と言われました。
とりあえずインターン、とりあえず説明会、と、スケジュール帳がいっぱいになるまで説明会とインターンを入れました。
テストも終わり、今日までほぼ毎日のように説明会とインターンに参加しました。
そこで得たものは、大好きだったダンス部を引退したときとはまた違う喪失感、虚無感。そして焦り。
インターンの会場を見渡すと、前髪をきっちりと分け、きっちりと後ろの髪をひとつにまとめた女の子たちがいっぱい。
アーチ型の眉に控えめなアイメイク。頬の高い位置にふんわりのせられたコーラルチークに自然と上がる唇にはまた同じようなコーラルのリップ。
唖然としました。
正直みんな同じ顔に見えてしまう。
これでどうその人の個性が見えるの?
こんなに個性を消さなきゃ、好きなメイクを辞めなきゃ、社会じゃ通用しないの?
こんなに自分を殺して、でも個性をアピールしなきゃいけなくて、って。
それと同時に、また自分もそうならなければいけない、そうなっていない自分は他の就活生より遅れている、という焦りがじんわりと胸に広がりました。
また、会社ごとにもインターンの様子は変わっていました。
中小企業のインターンは和やかな雰囲気で、私もリラックスして取り組めました。
けれど、大企業のインターンでは全体的に学生がギラギラとしていて、人事の記憶に残るよう、人事の人を取り囲むように質問していて、正直怖かったです。
こんなこと毎年やってて、人事の人たちは怖くないのかな。
こんなこと毎年やってて、なんで成長しないんだろう。
なんで変わらないんだろう。
日本の就活はおかしい、と海外でも話題になっていますし、日本ほど新卒にこだわるところもないと思います。
こんなのじゃ一生労働者と雇用者が対等になんかなれないし、ブラック企業もなくならない。
けれどそれに適応しなければ、ひとりの社会人として認められない。
同じような焦りと喪失感、虚無感に襲われている方、いらっしゃいませんか。
私は正直、就活が怖いですし、逃げたいです。
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