
きのこ目的で登る山
映えきのこ界のトップスターはベニテングタケだと思っている。
白い柄に真っ赤な傘、白いドット きのこのイラストといえば
万国共通?でベニテングタケが使われている。
ベニテングタケ(紅天狗茸[1]、学名: Amanita muscaria)は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属の中型から大型のキノコ。多くの人にとって、毒キノコという言葉を連想させる代表的なキノコの一種でもある[2]。見た目の印象から派生するイメージから、童話やアニメ、ゲームなどでもなじみがあり、ヨーロッパでは幸福を呼ぶ象徴として人気がある。
きのこ萌えを称して山に入るようになってから数年、残念ながら未だ遭遇したことがない。
経験値が低く、暑さにバテやすい自分の山歩きが、晩秋以降の里山に偏っているせいもあるのだろう。(共生する樹種が寒冷地型の樹種であり、温暖な地域には少ないため、日本での分布は高原や冷涼な地域に限定される。『Wikipedia』)

YAMAPの活動日記で「ベニテングタケ」を検索した結果、気軽に行けそうだったのが長野県の天狗山と山梨県の茅ヶ岳(かやがたけ)
「日本百名山」を発表した作家・登山家の深田久弥氏の終焉の地として知られる茅ヶ岳に決定。
先日のきのこ観察会に来てくれたお二人とご一緒することに。
午前3時に集合し、登山口のある「深田記念公園」まで下道で約4時間。
トイレ休憩をはさんでも7時までには到着することができた。










下りで使うルートにベニテングタケやタマゴタケがあるという情報だったけど、山頂までに結構な数のきのこに遭遇してなかなか進めない。

山頂で飲食を楽しんだ後、次のピーク金ヶ岳までを往復し、いよいよ下山。
ベニテングタケに会えるかな・・・




とにかくタマゴタケがたくさん、しかもかなりの大型で数10メートル先でも目に付く。


赤いものがあればすぐに駆け寄るけど、大抵はタマゴタケ、赤い葉、ベリーなど。。。まさか大好きなタマゴタケをがっかりして見る日が来るとは


下山直前に大きな収穫が。ここでなんと同行者の方がカメムシタケ(冬虫夏草)を発見!!
初めて見るのによくこんな細いものを見つけてくれました。

恐らくベニテングタケが生えるには気温が高すぎたのかと思う。この日韮崎市の最高気温は34℃、山中は街より低温になるが、夏用装備でも歩いていると顔から汗が滴るほどの暑い日だった。
この山でのベニテングタケの目撃情報は2週間以上前(7/21現在)で、そのあとはダマゴタケ目撃情報に置き換わっている。タマゴタケは里山にも生える夏きのこだからベニテングタケとは競合することはないのではないだろうか。
どうにか今年の夏の間にベニテングタケに会えますように!