里山で女王様にお会いする
一度、完全では無い個体に会ったきりで恋焦がれていましたが
近くの里山に顕れたという情報を聞き、遠征当日の雨の朝に。
そしてお会いした際にどうしても確かめたかったのがそのニオイ
抜けていた個体を手にもってグレバ(先端のオリーブ色の部分)の部分を嗅ぐと、思わず声が出るほどのクサさ!強い体臭のような、獣臭。
そしてクサいのはグレバの部分と聞いていたのだけど、手に持った白い部分もクサかったようで、手にその匂いがつく。
最近きのこに興味を持ち、今回会いに行くことを提案をしてくれた同行者に私の手を嗅いでもらうと、「クサすぎてきのこを嫌いになりそう。。。」だそうで。でも抜けていたし、腐敗しているのかもねとさらに散策。
レース(菌網)が開く前の個体が!
若いからどうかなと思い、先端に鼻を近づけるとやはり先ほどと同じニオイが。
レースが完全には開いていないけれどもかなり状態の良い個体にお会いする。そしてやはり獣臭。
以前埼玉県の里山で見た個体よりもずっと大きいものが多く、形態も様々。
雨の中出かけた甲斐があったと、とてもうれしく思う。
同じくスッポンタケの仲間のキツネノロウソク?タイマツ?
こちらのニオイは「栗の花」臭。クサイはクサイけれどもキヌガサタケに比べると淡く、青っぽく植物的なニオイ。
ハナオチバタケ、しかも紅色型。
なかなか会うことができなかったのにこんな日に会えるなんて!
傘の溝は18本。
夕方には遠方に出かける予定がありしかも雨天、すこし躊躇したものの赴いて本当に良かった。まさに一期一会ですね。