アイスのチョイスから垣間見えたやっぱり夫婦やな〜という絆。

ある日、夫に「アイス買ってきてな〜」とだけお願いして、買ってきたものが私の好みまさにドンピシャでした。いつもアイスなんて買わない、お店に置いてる種類もたくさんある、私の好みを話したことはない……のにも関わらず、夫は最高の選択をしてくれました。

常にポジティブでしゃべってないと爆発しそうになるおしゃべり命の私と、口からでるのは「OK 」と「Cool」くらいの物静かな夫。生まれ育った環境も違うし、趣味も食の好みも全然違います。

そんな性格が真反対、共通点はあるのか無いのかわからないくらいの私たちがたった一つのこのアイスのどんぴしゃチョイスで

「やっぱり夫婦なんやな〜」としみじみ感じました。

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あんなに腹たってたのにい！

でも夫の些細な行動で嬉しくなり心がグラっときて、

「これやから夫婦やってこれてんねんなぁ」て思うことありませんか？

たまに、喧嘩になったりして険悪なムードなとき「なんでこんな人と結婚したんやろか」と思うことすらあります。

そんな時に、私がこれ好き！って夫にアピールしてないのに、色々な種類から「選ぶならこれ、これ！！！」っていう、どんぴしゃビンゴなものを夫が選んでくる。

こんな所で夫と私は好みが似てたんか……と、神経衰弱の絵がぴったり合ったときのように気分スッキリ〜！！ということが起こります。

「神様がもうすこし夫婦としてがんばれ〜と言うてはるお告げか？」

「これが夫婦の絆ってもんなんか？」

こんなことで嬉しく思うなんて洗脳されてへんかな、大丈夫か、私？と思いつつ、起こっていることを素直に受けるようにしています。

オモロイことにこのアイスに限らず、こういう偶然のドンピシャが、なんとも言えない絶妙なポイントでちょくちょく起こるんですよね。

「夫婦げんかは犬も食わない」

とはよう言うたもので、

靴下が裏返ったままやった。

食べたお皿洗わへんどころか、水にも付けてない。

など、大半の喧嘩の内容はしょうもないことです。

もちろんその喧嘩の火種や不満の蓄積で、ある日爆発し、別々の道を歩む夫婦もいてはる。

その一方で、大抵はこのアイスの味のチョイスの例のように、95％は腹が立って怒り心頭でも５％のあたる気遣いや偶然のドンピシャで、その怒りが収まることが十分ありえますよね。

ほかには朝起きたら食洗機の洗い終わったお皿たちが片付いていた。

明日の切れてしまう牛乳を帰宅する時ついでに買ってきてくれていた。

基本的には「〇〇どうする？」と聞いてから行動に移してほしいと思っているわたしでも、気がついて先に行動しておいてくれる小さな用事で夫に対しての感謝の気持ちがブワっと満タンになります。

夫婦や家族の関係って複雑なようで、意外とシンプル。シンプルやけど、複雑やからオモロイと思います。

わたし自身、アイスのチョイスなんかで心を買収されてたまるか！！と思う反面、

「しゃーないな、縁があって結ばれたんやもん……」

ともう少し良いところを見て、赤鬼こと気難しい夫の鬼退治に励んでいこうと思います。

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