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Creativeになるための本の読み方(Critical Reading)
本を読んで自分を成長させよう!とか、本を読んで新しい自分になりたい!と思っても、漠然と読んでいてはその目標は達成されにくいと思います。または学生の方の場合、授業で読んだ本について頭の中には何が残っていますか?書かれていた事実が○○で、筆者は□□と言っていた。などという終わり方をしていたのでは、本や雑誌を読んだ時間がもったいないかもしれません。
では、どうすればよいのでしょうか??
実は「Creativeな自分になれる本の読み方」というものが世の中には存在します。Critical Readingという確立された読解の手法です。是非ここで共有して、読み終わった頃にはsomething new(新しいこと)を生み出し続けられる人になって頂きたいです。
Critical Readingの中身
1.事実と意見を読み分ける(本の読み方)
2.批判的に読む(筆者との対話)
3.読後感を述べる(ここにCreativeが潜んでいる)
3つの段階に分けてCritical Readingを理解してください!
1.事実と意見を読み分ける(本の読み方)
本や雑誌の中、またはポスターなどでも良いのですが、人が読むものには事実と意見の両方、または片方だけが載っています。(*辞書などは事実のみ)例えば、次の一文を読んでください。
8月に鹿児島県の指宿市でお祭りがあります。楽しいので是非行ってみてください!!
前半の文には事実が書かれ、後半の文に筆者(話し手)の主張・意見が書かれています。文章というのは、実はこの2色(事実と意見)で出来ています。本当かな!?と思う方は、このあと実際にこれまで読まれてきた本などを手にとって読まれてください。すぐに体験できると思います。
2.批判的に読む(筆者との対話)
さて、事実と意見の読み分けが出来るようになると、次にCriticalに読むという段階に進みます。Criticalという言葉は、辞書で調べると「批判的な」という意味が出てきます。しかし、英語では日本語のように人を批判するというようなマイナスな意味はありません。Criticalに読むというのは、「その意見は本当だろうか、と検証しながら読む」読み方を指します。つまり、本を読みながら、筆者が書いている意見に対して自分の中で検証しながら読み進めるのです。自分だけでは検証が不十分なときはネットで調べても良いでしょうし、他の方の意見をSNSなどで収集しても構いません。自分なりに筆者が書いている意見を検証するのです。
この行為は、筆者との対話に似ています。まるで、書き手と会話しながら読むように読み進めてください。
例えば、「私はその点については~と思います。」ですとか、「そういう場合はこういう風にした方が良くないですか?」、「こういう手法の方が上手くいくのではないでしょうか?」、、、逆に、新たに自分が学んだ場合には「素晴らしい!その考え方で明日から生きていこう!」などと絶賛するのももちろん大切なことです。
3.読後感を述べる(ここにCreativeが潜んでいる)
最終段階です。勘の良い方はもうお気付きかもしれませんが、ここから皆さんの創造の世界が始まります。
どこに新たにCreateされた自分があるか分かりますか?
先ほど筆者と対話しているときに生まれましたよね。
・こうしたら良いのではないか?
・この方が上手くいくのではないか?
筆者が述べた意見を自分なり検証し、筆者と対話して、皆さんの独自の意見が創り出されました。その時点でCreativeということが達成されているのです。当然、Createしたことはそれが正解であるとか、最高の結論であることはありません。
大切なことは、Critical Readingを行い、Creativeに自分の発想を創り続け、実行し、Creativeな自分を加速させていくことです。
するとある時、誰も持っていない自分だけの思考や感性、仕事の手法など自分にしかない境地にたどり着きます。そのときの自分は世界を変えるような発想さえ身につけている可能性さえあります。ワクワクしますよね。
というわけで、本を読んで筆者との対話が終わったら、ご自分の意見をまとめる読後感を述べる行為を必ずしてください。観点別にノートなどに書いてまとめるのも良いですし、読み進めながらメモをとっていっても良いと思います。やり方は自由です。
本や雑誌を読んで優れているとか素敵だと思う人を崇拝し、まねをすることもある程度のところまでは人生を豊かにさせてくれる素敵な方法です。しかし、あなたがその人を超えてしまうと魅力的には見えなくなるときが来るかもしれません。
いろいろな人と対話をするのです。そして、対話した数だけ自分をCreativeにするのです。出会った意見、筆者の数の分だけあなたはCreativeになり、進化し続けます。
進化論において、人は進化していないのか?という問いかけに、こういう答えがあります。「進化というのはたとえば体に羽が生えたり、足が生えたりすることだけが進化ではない。人の進化とは創造性だ。人は音楽や芸術などその感性を用いてCreateし続けている。このCreateする行為こそが人間の進化であり、すなわち人間は時の経過と共に進化し続けているのである。」
ご自分で所有されている本や雑誌をもう一度眺めてください。
明日から、いえ今日からネットや本の世界でたくさんの人の意見に触れてください。Criticalに世の中を眺めることがあなたの進化に繋がっていきます。
読んでくださったあなたの明日からがCreativeで楽しい人生となりますように!
Creative = 進化
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