見出し画像

コントロール可能なことに集中することのメリット


コントロール可能性

世の中にはコントロール可能なこととコントロール不可能なことの2種類しか存在しません。
具体的には以下の通りです。

コントロール可能なこと

  • 行動

  • 考え方(認知の仕方)

コントロール不可能なこと

  • 過去

  • 他人

  • 自然

細かく分類していけば、後者は枚挙にいとまがありません。
それはさておき、当然私を含め皆さんが取り組むべきは前者です。
これはリソース配分最適化と深く関係しています。

至極当たり前のことですが、コントロール不可能なことに執着するのは生産性が皆無と言っても過言ではありません。
例えば過去のことに該当する黒歴史をいくら消そうとしたところで、タイムマシンがない限り、全く効用がないのです。
つまりリソースを垂れ流していることに等しいので、物事が好転することはまずありません。

人生の駒を前に進めてる感が出る

一方で前者、すなわちコントロール可能なことに集中することのメリットは計り知れません。
要するに「できることをやる」だけですが、それだけで人生における裁量権が取り戻せます。
これは幸福度にも深く関わってくると思います。

コンプレックスに苛まれた結果、自ら命を絶ってしまう人というのは少なからず存在します。
心理学の専門家でも何でもないので仮説に過ぎませんが、メカニズム的にはコントロール不可能なこと(容姿、障害、環境等)に執着してしまった結果、人生に絶望しか見出せずにそのような行動を取ってしまうのではないでしょうか。

「開き直って明るく生きろ」と言っているわけではなく、論理的に考えてリソースの振り分け方はやはり自分の意志で工夫しなければならないでしょう。
容姿が悪いなら、ファッションや髪型に気を使ったり筋トレやダイエットに励むしかありません。
精神疾患を持っているなら、認知行動療法や薬物療法に頼るしかありません。
巷の自己啓発本の受け売りっぽくなりますが、やはり「行動が重要」ということになるのでしょう。

付随して自己肯定感が上がる

もちろん他人と比較しないという条件下において、コントロール可能なことに集中すれば自己肯定感は上がるでしょう。
成長速度には差がありますが、それでもすべきことを愚直にやっていけば、少なくとも過去の自分よりは良くなっているはずです。

今日英単語1個でも覚えれば、(忘却は無視すると)少なくとも昨日の自分よりは英語力は英単語1個分上がっているのです。
「しょぼすぎるだろ」と思った人は、複利の力を過小評価しています。
底辺から成り上がった投資家兼経営者の木下洋介氏も複利の重要性を説いています。

底辺脱却の手法を方程式に落とし込んでいるのは中々面白い発想だと思います。
複利という人類史上最高の発明を利用すれば、他人と比較しても全く見劣りしない何かが手に入るかもしれませんよ。


いいなと思ったら応援しよう!