見出し画像

心・技・体

「心・技・体」スポーツや武術の世界でよく言われる・使われる言葉です。
先日、「心・技・体」についてイチローさんが、下の記事でこのように語っていました。

“体・心・技”。順番で言うとそうなのか、でも一番にくるのは“体”なんだよね。“心”が整っていても、例えば“体”がそもそも動ける状態じゃなかったらできないでしょうプレー。だから<元気でいる事はすごい大事な事>なんだよね。僕ははあくまでも“体”が大事だと思っていて、“心”、もちろん大事なんだけれども、それは大前提としてだって、怪我していたらプレー出来ないでしょ…

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a3783124a9e0a143257edf4c82b8d15f20a1e83?page=2

人によって、それぞれ心・技・体の優先度は異なると思います。(今回、技の話は割愛します。)
イチローさんが言うように、体が動かなければ、仕事や自分の趣味、活動、子供と遊ぶことなどができないはずです。(記事の中のプレーと同じと思ってください。)

たとえやる気があったとしても、 腰が痛かったり、怪我をしていたり、元気な状態でなかったりすると仕事や、自分の趣味などをする事は難しいです。

施術などを通して、動ける体・動きやすい体を提供することが私自身、理学療法士としてやるべきことだと病院勤務時代から思って、患者さんなどと関わってきました。


当サロンに来られているお客さんの中でも、 体に痛みがあるけど、「県外に旅行しに行きたい」や「近くのショッピングセンターの中を歩けるようになりたい」とおっしゃる方がいます。
まさに心(やる気がある、目標はある)は十分なのですが、体が追いついていない状態です。

施術とセルフケアを行っていくことで痛みが改善したり、お客さん自身の体が良い方向に変化していくと自然と行動範囲が広がり、次に会ったときには「家の周りを散歩してみた」、「運動を続けていたら痛みが減ってきたから、自信がついてきた」、「この間友人と会食をしてきた」と言った。嬉しい報告をお客さん自身が話してくれます。

健康の話に限らず…
例えば、億劫なことやしたくない気持ちがありながらも、 最初の数分やり始めると、自然と作業を続けられることを経験したことがあるのではないでしょうか?
動く・行動をすることで、心がついてくるそんな感覚なのではないでしょうか?

鶏が先・卵が先と同じように、心が先・体が先か異論はあると思います。
しかし、体作りと動きの専門家である理学療法士としては、今回のイチローさんの記事を読んで、体が先であり、健康な体・元気な体がまずは重要であることを認識することができました。
健康な体、元気な体が、結果的に心の安心安全につながるのではないでしょうか。



いいなと思ったら応援しよう!