5.再診
支払い額
妻 : ¥25,030
夫 : ¥0
(月経周期7日目)
診察内容
妻 : 超音波検査(胸腹部)
夫 : -
この日から注射増量。
・ゴナールエフ皮下注ペン(300単位/毎日)
この日初見の看護師さんとすごく相性が悪かった。
最終診察時間で、お互いに疲れていたのかもしれないし、私はホルモンバランスの影響をモロに受けるタイプなので、コンディション的にも悪く、目には目をみたいな態度を取ってしまって、本当に二度と会いたくないと思った。
ただ、この日以降一度も会ってないのでもう忘れよう!
どっちに原因があるとか、そんなことはあまり考えていなかったが(2人とも喫煙者で、特に健康に気を使った生活もしていないし、時間も不規則な仕事してたし、あるとすればお互いにと思っていたからだ。)、今日もらった書類内、男性不妊にしれっとチェックがついていた。
それでも治療が必要な症状のある男性不妊ではない限り、治療を施されるのは私なのかと改めて気づいた。
毎日注射を打ち、飲み薬を飲むだけではなく、時間調整して病院を予約し診察の時間を確保する。
これが地味にストレスかもしれない。
夫から見える不妊治療の負担は一部で、見える部分に関しても私は粛々と行なっているから、今の段階で特に負担だとも思っていないだろう。
しかしホルモンバランスの乱れからくる肌荒れや、お腹の張り、スケジュール調整は行っていること以上に私にとって負担である。
これがさらに妊娠したら、健康に気を使わなければならないし出産まで気を抜けなのも私なのだ。
だからって診察の必要がないのに、同席受診をしてほしいとも思わないし、家事をして欲しいとか労わってほしいとかも思わない。
そんなことは目眩しだ。
私の負担の一部を取り除き、必要であればその分を夫に担ってもらえてこそ分担だ。
しかし現実的に、取り除いてもらうことができる負担はあまりない。
というかほとんどない。
そうなると、ホルモンバランスの乱れも手伝って、あいつが望んだのになんで私ばっかり…という、誰にとっても良くない感情が湧き出てくるのだ。
望んで始めたことなら、自分が子どもを望んでいるのだからと思えるのだろうが、私にはその前提がない。
だからこの感情はどこにも落ちどころがなく、これを抱えたままでは精神衛生上よくない。
こうなったら金銭しかない。
私たちは治療費について明確な取り決めをしておらず、行った時に行った人が支払っていたので、必然的に私が支払う割合が占めていた。
この治療費の全額を夫に支払ってもらうことで、負担を買い取ってもらっているという体で自分を納得させることができないかと考えた。
すぐに夫に電話をし、了解を得てその週夫のクレジットカードを預かった。
一旦気が済んだので様子見。
注射のせいか、下腹部が出てきて服がきつい。
そして注射が高い…。
4th. Nov. 2023