図書館とAI。図書館にAIが導入されたら図書館員は不要になる?
みなさん、こんにちは。ロコです。
外はずいぶん寒い季節になってきましたね。夜になるのも早いです。
この時期は北海道に旅行に行ったことを思い出します。
冬の北海道は最高です。おススメです。
空気が冷たく、とても澄んでいて気持ちいいです。
服屋さんでも続々とお洒落なセーターやアウターが出始めていますね。
超欲しいのですが、図書館員は貧乏ですのでお財布と相談です。
この前、niko and...でかわいいセーターとコート見つけたのでセールの時に買えれば嬉しいなあという感じです。
さて、そろそろ本題に移りたいと思います。
図書館とAIの話です。
僕の想像しているAI(または人工知能?)というのはiPhoneをお持ちの方ならご存知かと思うのですが、Siriやまたはソフトバンクのペッパー君を思い浮かべます。聞いたことを答えてくれたり、代わりに調べてくれたりするアレです。
上記のようなAIが公共図書館に導入された場合ですが、図書館員は不要になるということをちょくちょく聞くのです。
本当にそうなのでしょうか?と今回は疑問を提示したいと思います。
まずAIが図書館で活用されること自体は歓迎されて良いことだと思います。
というのもこれまでの図書館の歴史を振り返ってみても、情報技術が図書館に導入されたことで、図書館の状況が目覚ましく変わり、図書館業務が効率的になったり、あるいは資料の検索や利用者情報の管理といった面でも以前より便利になりましたよね。それは図書館員にとっても利用者にとってもです。
そういった状況を鑑みれば、図書館員はAIが公共図書館で活用できるようであれば、時代に合わせて活用していくべきです。
それにこれまでの図書館員は急速な変化(情報技術産業の急速な発達)に対応してきましたよね。これからも新しい技術が図書館に導入されたとしても彼らははその都度、変化に対応できると思います。
僕なりに思うことは今後、仮にAIが図書館に導入されたとしても図書館員は必要だと感じることです。
なぜかというと、例えば図書館の案内や利用者の調べ物をサポートするのは図書館員ではなくAIになるというようなことを聞くのですが、まだまだAIには課題も多いのでは?と感じるからです。
Siriでいえばですが、知りたいことをSiriに聞く時、必ずしもこちら側が伝えたこと通りに受け取ってくれないことや、本当に知りたいと思っている情報をなかなか調べてくれないことってありますよね。
現段階でSiriに正しい答えを言ってもらうためには調べてもらう側もSiriについてある程度把握しておかなければなりませんし、googleやyahooといったサーチエンジンのように、検索技術がこちら側に要求されるように思います。
これから先、そのような問題も十分に解決していく可能性はありますが、現段階ではこちら側もSiriに対してこういう聞き方をしないと答えてくれないだとか、Siriへの聞き方について学習しておく必要があります。
ですので、AIが今より発達するまでは利用者とAIの間をつなぐ、AIの利用方法について伝える人が必要になると思います。
図書館の利用の仕方や図書館内にある端末(資料検索や電子書籍、デジタルアーカイブをみるための端末)の使い方についてこれまでも利用者に伝えてきたように、今後AIが導入されるようであれば、AIの利用の仕方も同様に教えていく義務があるでしょう。
情報へのアクセス方法としてAIによる情報検索を図書館に追加するというのは様々な情報へのアクセス方法を増やすという意味でもメリットを感じます。
僕が思うのは仮に図書館でAIが導入されるとすれば、図書館員が情報を引き出すために活用されるのではないかな?と個人的には思います。利用者に対して直接サービスを提供するというよりはそちらの方がより現実的に感じます。
AIと図書館員が互いに協力すれば、今よりも利用者に対して確実で素早い情報提供も可能になるのではないか?と。
AIは膨大な情報を蓄積できるという点で人より明らかに優れていますので、そのメリットは活かせそうです。AIがちゃんと答えてくれる聞き方をすれば図書館員よりも適切な情報提供をしてくれるかもしれません(もちろん聞く側の技術がまだまだ要求されますが。)
現段階では図書館員が利用者からレファレンス(調べ物)を受けた時にAIを活用して、ネット上にある情報を引き出し、それを利用者へ提示する。というのが現実的かなと。
まだまだAI任せにしたのでは課題も多いと感じ、モニタリングするための人の目は必要だと思います。
AI導入はネガティブに捉えられがちですが、今後、AIが図書館に導入された場合、図書館にとって強みになると感じます。