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空き駐車場をバーチャルレストランへ「REEF Technology」

こんにちは!スパイスコード(ロカルメ・オーダー運営元)のFood Blogチームです。

今回は、ブランド(業態)を保有する飲食店様が新しいエリアを開拓する際に活用できるサービスを提供する米国REEF Technologyを紹介します。
特に新しいことに取り組みたい飲食業界の皆さんに読んでいただけると嬉しいです。

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出典: https://reeftechnology.com/kitchens

REEF Technologyは、駐車場をはじめとした空きスペースに移動式キッチントレーラーを設置し、デリバリーやテイクアウト専用のバーチャルキッチンを提供しています。

独自のソフトウェア技術を用いてデータ分析を行い、フード需要の高いエリアを特定することが可能であり、REEF Technology独自ブランドや提携ブランドのデリバリーに最適なメニューやパッケージング、スタッフのトレーニングプランなど開業に必要な全てのものを提供し、スタッフ派遣からオペレーション、マーケティングまで支援します。

現在のビジネスモデルは、月額利用料ではなく、ライセンスモデルのため、飲食店を始めたい人や新たな収入源を得たい店舗型飲食店の経営者にとって最低限の資本と諸経費で開業できることが魅力でしょう。また、ブランドを保有する飲食店様にとっても新しいエリアを開拓する際に、REEF Technologyとの提携によりサービスを活用することで、人材や物流など大きな投資をすることなく、事業展開が可能となることがメリットと言えます。

またREEF Technologyは、SoftBank Vision Fundなどから2020年11月頃に約7億ドルの資金調達をしています(累計資金調達額は約15億ドル)。祖業は駐車場管理サービスから始まり、現在では空き駐車場を上記で紹介したバーチャルレストランや店舗型小売店、ヘルスケア施設(例:コロナ検査センター)、物流拠点などに有効活用できるサービスを提供しています。

創業者のAri Ojalvo氏のインタビュー記事によると、REEF Technologyはビジョンから生まれたサービスというよりは観察と実行から生まれたサービスです。創業者が生まれ育った当時のトルコでは、交通の便が悪く、街を横切るだけでも何時間もかかってしまうことや、地元の配送業者が道路で駐車することによって生じる混雑を避け、近所の駐車場に車を停めて商品を配達していたことを見ていたことで、以前から交通と歩行者の問題が存在していることに気づいており、都市が人のためではなく、車のために建設されたことに課題意識を持っていたようです。

出展:
https://www.crunchbase.com/organization/reef-technology
https://www.refreshmiami.com/qa-with-reef-technologys-ari-ojalvo-challenging-the-conventional-path/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になりましたら、幸いです。

私たちスパイスコード(ロカルメ・オーダー運営元)も飲食店様をはじめとしたフード産業の皆さんにお役に立てるようこれからも頑張っていきます。

会社URL: https://spicescode.co.jp/
サービスURL: https://order.localmet.com/
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