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【来春の電気代値上げ想定一覧】

【来春の電気代値上げ想定一覧】

 現在のところ概ねこんな感じになると思います。(実際にはここに賦課金値上げ分と託送費値上げ分も加わります。政府から補助が出る場合は減額されます。)

(300kWh以上のkWh単価・再エネ賦課金含む)
★:値上げ予定or発表
新:新料金形態(Web明細・ポイント還元がある燃料費を上乗せできるプラン)

北海道電力:41.09円→★47.18円?、新→★46.45円
東北電力:36.20円→★46.65円
東京電力:39.15円→★?、新42.09円
北陸電力:28.66円→★42.72円、新:35.17円→★41.36円?
中部電力:37.27円、新★44.26円?
関西電力:34.39円、新40.86円(原発稼働3機)
中国電力:36.20円→★47.53円、新46.12円
四国電力:36.50円→★44.98円(原発稼働1機)
九州電力:31.45円、新35.33円(原発稼働2機, 余剰見込)
沖縄電力:37.90円→★51.26円、新50.98円

ざっくり調べた範囲で間違いもあるかもですが、概ね状況が掴めるのではと思います。


【一般的な節約ノウハウ】

僕がよくアドバイスする節約ノウハウを列挙しておきます。

・水道光熱通信費
 水道代→クレカ払い(ポイント還元)
 電気代→口座振替(50円引)orクレカ払い(ポイント還元)
 LEDに切り替え
 ガス代→プロパン業者切替, セットプラン確認
 携帯電話→料金見直し・家族プラン・格安キャリア
 ネット料金→業者見直し・キャンペーン

・保険料
 住宅保険→業者見直し・長期一括
 医療保険→コロナ前加入の健康保険は大事に
 自動車保険→業者見直し(相見積)・クレカ払い・年一括
 年金→学生納付特例・免除・付加年金・年一括・クレカ払い

・不動産
 入居時にオール電化・都市ガス物件選択
 (プロパンガスの場合は単価確認)

・生活費
 振込・直払い < 口座振替 < クレジットカード一括払いorQR決済
 ネット通販と相見積もり
 各種ポイント還元・キャンペーン
 (楽天P・ポンタP・dポイント・Tポイントなど)
 サブスク・会費負担見直し
 各種助成・クーポン・支援制度を活用

・税金
 クレカ,QR決済払い(還元率と手数料を考慮)
 ふるさと納税

・経費
 相見積もり
 行政関連手続き(登記)を自分で
 値上がり・需給逼迫見込みのものを早めに調達
 補助金・助成金・制度融資を活用

・金融資産
 NISA
 iDeco
 退職金定期


【円安・物価上昇に対しての事業者向けアドバイス】

僕が事業者向けで聞かれた時に答えてることを列挙しておきます。

◆省エネ・節約
◆価格上昇前の設備投資とストック確保
◆内製化・生産強化(地産地消・自産自消)
◆分散・地方郊外移転
◆多極分散化・大家族化
◆省力化・自動化

◆省エネ・節約
 これは特に電気代・燃料代を踏まえた見直し。電力・燃料消費を抑える程、経費は減らせますし、電力会社の赤字・国の輸入資源の減少も見込めます。回り回って海外も含めた燃料価格抑制効果があります。
いい商品があれば家電の見直し、身近なところではLED化。エアコン、冷蔵庫など大型家電の見直し。(太陽光発電設備などは2017年あたりまでしか推奨してなかったのですが、この値上げ状況だと余剰電力売電/10kW未満設備であればメリットある場合もあります。)

◆価格上昇前の設備投資とストック確保
 僕の場合、10年以上前からインフレの準備をしてるので、先行設備投資というと億単位になって、さすがにそれは人に薦めるには難しいのですが、身近でまだ安いと思うもので特に将来の生活や生産に必要だと感じるものは、余力の範囲で先行して取得しておくのがお薦めです。まだ商品に余剰が見えていて、将来に渡って必要になるだろうものなども予備をストックしておくと良いと思います。

◆内製化・生産強化(地産地消・自産自消)
 特に業績が悪化しない企業を聞かれた時に答えるのですが、地域内・国内でサプライチェーンが完結している製造業は今回のインフレの影響を受けにくいという話をしてます。輸送経路が切れたままないしは輸送コストが跳ね上がっているところがあるので、ニーズに合わせた国内での生産力増強はメリット大きいと思います。

◆分散・地方郊外移転
 全体的に業務が停滞・低迷しているので、日々のランニングコストが重くなってると思います。海外で顕著なトレンドですが、都市中心部を離れてオフィス・店舗コストを削減する傾向が見られます。都市中心部はこれまでと同じ密な客数・客単価にはならないので、家賃が下がらない場合は他の経費側を削る必要があります。移動コストを低減する形での職住近接、またオフィスコスト低減が見込める範囲で拠点を分散・移転させる方法があります。

◆多極分散化・大家族化
 基本的には分散するほど生産効率は悪化するところがあります。都市部では集積が崩れ、家賃ほどのメリットが見込めないわけですが、では相対的に安い地方にただ分散するだけだとそれもコストが上がってしまします。
 分散しながらも生産効率を上げるには、分散と同時に集積する必要があります。なので、多極分散化・大家族化を意識してみると良いかなと思います。

◆省力化・自動化
 生産強化・コスト削減で重要になるのが自動化です。地産地消・国内回帰・生産増強しようにも少子化で人手が足りないはずで、対して売上はそこまで見込めないと思うので、省力化・自動化の必要が増すと思います。
 人口減・世界経済停滞・コロナの影響がある程度残る、ということは恐らく売上はマイナスなので、全部コスト削減で対応することになると思いってます。で、コロナでさらに言う機会が増えましたが、聞かれた時はこういうことをアドバイスしてることが多いです。

 日本経済がこの先伸びる見込みもあるのですが、それは結構国政の舵取りによるところがあるので、現状それが見えてくるまでは悪化時に対応できるようにという気はしてます。悪い話ばかりではないですが、良い話がいつ出てくるかも未知数なので。それまでは下がしっかり協力してこの状況を超えていかないとな状況です。

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