【小説】本と鍵の季節
米澤穂信さんの本と鍵の季節を読みました。最近は新書ばっかり読んでいたので、本棚から積読状態だったこの本を手にしました。
米澤穂信さんの『古典部シリーズ』と『小市民シリーズ』が好きでこの本も読みたいなと思い、買って早２年が経ちました笑
この本はミステリー小説です。ミステリー小説って伏線がいくつも張られていますが、そこに"違和感"を覚えることがあります。その伏線がどのようにして繋がっていくのか思い悩むのではなく、そんなことはあり得ない、事実とかけ離れすぎていると思うことがあります。しかし、次の話でその"違和感"を取り上げ深堀していくと、私はどんどん話に引きずり込まれて「筆者の思うつぼだなぁ」と感心してしまいます。
読み終わった感想ですが、居た堪れない気持ちになりました。ネガティブな表現ですが、ポジティブに捉えてほしいです。
この感覚は古典部シリーズの『いまさら翼といわれても』と同じ感覚がしました(どういう結末だったか忘れましたが、確かこんな気持ちだった)。
余韻に浸って、「うわ、おもしろかった…」となる感じです。表現が難しい…！
小説を読まなくなって、この感覚を忘れていました。たまたま、新書コーナーから文庫本コーナーに流れるように移動し、小説もいいなと思ったのがきっかけでした。そういえば、積読があったなと…
素人みたいな感想しか出ないですが、素人なのでいいとします。古典部シリーズ読み返したいなぁと思いましたが、なんと『栞と噓の季節』という続編が出ているみたいです！もしかしたら既に買ってるかもしれないので、本棚にない事を確認してから本屋に駆け込もうと思います。