「文化芸術・スポーツ関係者」に最大150万円、計560億円の支援策が検討されています。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が全国で解除されたことを受け、プロ野球やJリーグも公式戦の開幕・再開に向けて動き出しました。
しかし、芸能や音楽、映画、演劇、美術など主要な21の団体で構成される文化芸術推進フォーラムによると、政府が大規模イベントの自粛を要請した2月26日以降、3月17日までの3週間だけで合計5,678回の公演が中止となり、人気グループのコンサートが相次ぎ中止となったポップスで450億円。クラシック・オーケストラで34億円、演劇で32億円と、損失は合計で約522億円にのぼるとのこと。
緊急事態宣言の解除後も「新しい生活様式」に則った感染症対策が必要とされ、新型コロナウイルス感染症の流行前の状況にすぐ戻ることは難しいとみられています。
そのような状況を受け、政府は令和2年度の第2次補正予算案に文化芸術・スポーツ関係者やその団体に対し、活動の継続や再開などを支援するため、総額560億円規模の新たな支援策を盛り込む方針を固めました。
活動の継続や稽古・練習、公演の準備、感染防止対策などに対し、個人や小規模事業者には最大で150万円を、中規模、大規模事業者には文化芸術の分野に限ってさらに増額した支援メニューを用意するとのことです。
「文化芸術・スポーツ関係者」とはどこまで含まれて、一体、誰が対象となるのか。
気になるところですね。