家づくりで本当に伝えたい4つのこと|message
こんにちは、中川直樹(なかがわなおき)です。
私は、2024年7月よりnoteをはじめ、週に1度、月に4つの記事を投稿しています。家づくりをされている方や、夢を追いかける若造を見守って下さる方は、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。自己紹介はこちらの記事をご覧ください。
今回は家づくり(土地選び、プランニング)について本当に伝えたい4つのことをテーマに記事を書いてまいります。
家づくりは考えることが山積みです。仕事でものすごく重いプロジェクトを任されるようなもの。つまり大事なことは『選択と集中』です。
読者の皆さまの参考になれば幸いです。ぜひご覧ください。
1.土地の問題は建築が解決してくれる
多くのお客様が『南東角地で〇〇万円(相場以下)の土地教えてください!』とおっしゃいます。
しかし、中々そのような土地が希望する金額で出てくることはありません。人気の土地は各ポータルサイトに公開される前に、不動産会社同士の情報網で売れてしまうからです。そして当たり前ですが、人気の土地は相場と比較して高額です。
未だ建築費が高騰する昨今の状況を鑑みると、総予算に対して土地にかけられる予算はどんどん削られています。
例えば、不人気とされる旗竿地(旗上の不整形地)も建築のアプローチとして計画すると、とても魅力的な空間になります。
北側道路だから…変な形だから…と初めから検討しないのは、とても勿体無いんです。
2.数年以内に起きる可能性が低いことに振り回されない
『もし大地震が来たら…』
『今2歳の子どもが結婚して子供ができたら…』
『となりにビルが建ったら…』
不動産を購入する際の不安は、挙げ出すとキリがありません。何も考えずに勢いで購入するよりは何倍もいいですが、数年以内に起きる可能性が極端に低いことをいくつも挙げてしまうと運命の出会いを見落としてしまいます。
不動産購入はよく結婚に例えられます。
『本当にこの人と結婚していいのかな。。。もっといい人がいるんじゃないかな。。。』
そんなことを考えていると目の前から居なくなってしまうものではありませんか?
冷静に起きる可能性の高いことを選んで検討するべきだと思います。
3.最も長く住む可能性が高い人の意見をよく聞いてみる
土地が決まり最も楽しいプランニングの段階に入ると、家族の中で意見が分かれることがあります。
最近最も多いお客様の年代である、20代のご夫婦の場合はあまり問題にはなりません。
この問題は親御さんと住まれる方、二世帯住宅をつくる場合により深刻なものとなります。悲しいかな意見が真っ向から割れてしまうのです。
その際に私がよくお伺いしているのは『この先1番長くこのお家に住む方は誰ですか?』という質問です。
例えば、あまり明るい話ではありませんが、親御さんがご高齢の場合は、寿命から考えてお子様世帯が最も長くそのお家で暮らすことになります。
また、お子様がまだ小さいご家庭で、お子様がご結婚されてお家を出ていくと、親御様世帯が最も長く暮らすことになります。
意見が割れてしまいどうにもならない場合は、1つの考え方としてご参考にしてみてください。
4.暮らす人が幸せを感じる瞬間はいつか?
私は建築が大好きな人間ですので、私と共に家づくりをされるお客様には、是非とも親御様やお友達に思いっきり自慢できる我が家にして欲しいと心から思っています。
『ありきたりなプランになってしまいます。どやってこだわりを出せばいいですか?』と聞かれることがあります。
そんな時は『1日の中、1週間の中、1か月の中、1年の中で幸せと感じる瞬間をはいつですか?』と聞くようにしています
ご夫婦で晩酌する時間
家族全員で眠りにつく時間
1人で本を読む時間
これは人それぞれ違うはずです。他の部屋にかけるお金を少し減らし、幸せを感じる時間に使う部屋にお金をかけてみてください。
例えば先ほどの例ですと、
ご夫婦で晩酌する時間→良い季節には外で晩酌できるように小さなウッドデッキをつくる
家族全員で眠りにつく時間→少しおしゃれな間接照明を入れてみんなが集まりたくなる部屋にする
1人で本を読む時間→秘密の書斎スペースをつくる
などがあります。
このようなご要望は、ハウスメーカーさんや設計士さんにしっかり伝えなければ気がつくこともできません。彼らは多くの方が喜ぶプランを考えることには長けていますが、『あなた』が『1番』喜ぶプランをつくりたいと思うのであれば、しっかりと伝えることが重要です。
いかがでしたでしょうか。
皆さんも自慢できる家づくりをしてみてくださいね。
私は毎週土曜日に、不動産業界のリアルや家づくりの疑問について更新していますので、お気軽にスキ、フォロー、コメントして下さると大変励みになり嬉しいです。みなさんの理想のお家や自宅についてコメントで教えてください‼
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた来週。
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