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シャルパンティエ効果
パンティ部分に釣られた方はすみません。
レモン15個分の何とかかんとか。
「パンティエ」効果です。
「シャルパンティエ効果」
同じ重さのモノを比較した時、より大きい方を軽く、小さく方を重いと錯覚してしまう現象のこと。
一番分かり易い例えとして、有名な問題があります。
「100kgの綿と、100kgの鉄、どちらが重いでしょうか?」
という奴ですね。
この設問はなぞなぞで聞いた事があると思います。
なぞなぞの答えとしては「どちらも同じ重さ」が正解になります。
しかし心理学的には違います。
圧倒的に「綿の方が軽い(軽く感じる)」のです。
「ホントか?」
疑いたい気持ちは分かります。
この「シャルパンティエ効果」に関する実験は今でも行われており、今日は機嫌が良いので、様々な例を用いて紹介していこうと思います。
一番顕著だとされるのは「見た目は同じ素材だがサイズの違うボール」で行われた実験です。
中身だけ変えており、重さは同じにしています。
2つのボールを交互に持ち上げると「何故小さいのに重いんだ?」という印象が強くなり、結果的に「小さい方が重い」と感じてしまうのです。
これは想像の域でも起こりうる心理効果です。
例えば「スカイツリー3本分」と「1902m」ではどちらの方が高そうでしょうか。
これは実際には同じ高さになりますが、印象的には「スカイツリー3本分」の方が強く残り、結果的に「スカイツリー3本分」の方が高く感じてしまいます。
割引のトリックにも使われます。
「ネット予約で10%引き、お会計時にポイントカードご提示で更に20%引き」と記載があれば「30%引き」ぐらいの感覚になると思います。
しかし、1000円の商品だと実際には「28%引き」になります。
「2パーじゃねえか!」というのはごもっともなんですが、2パー分のお得さを感じさせる事ができるという心理効果です。
「にんじん何本分のカロチン」とか「東京ドーム何個分の広さ」とかモノを大きく見せる事にも有用ですが、逆に「年会費12000円」を「月々1000円」という表現にしたり「1週間あたり250円」とか「1日30円~50円」としてみたり。
「シャルパンティエ効果」と聞くと「あん?」となりますが、意外と身近に潜んでる心理効果でした。
そういえば「陽気な恋人を見守る会」というサークルができました。
何と「月100円~」で僕を見守る事ができます。
「1時間あたり0.13円」で。
「にんじん約12個分」の僕を。
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