お庭で「石焼き芋」のつくり方!
実はこの前、生まれて初めて持病であった胆石の手術をしました。
おかげさまで手術は上手くいき、術後も順調に回復しているんですが、退院直後はさすがに思うように体を動かすこともままならない感じで・・・
でも子供たちとも遊びたいし、部屋の中ばかりではなく外にも出たいし、なんか体にも負担をかけず楽しいことはないかなぁと考えたんですが、ひらめきました!
そうだ!石焼き芋をしよう!
それが子供たちも目を丸くするほどおいしくて楽しくしかも簡単だったので、今回はご紹介したいと思います。ちょうどよいリハビリにもなりますし、焼き芋は体にもいいので術後の人にもおすすめです!(笑)
石焼き芋のつくり方
① 石を準備して洗いましょう!
石は拾ってきたものでもいいんですが、芋を傷つけないように丸みのあるものがいいです。ホームセンターなどで販売している、4分(12mm)の玉石がおすすめ。一度きれいに水洗いをして乾かします。
② ダッチオーブンに石を入れて加熱する
ダッチオーブンに石を入れて強火で10~15分くらい加熱します。
ダッチオーブンでなくても、お鍋でもOKです。ただし石を入れて空焚きするので、古くなって傷が付いたりしてもいいもので。
③ 芋を並べる
芋を並べます。石に埋め込むようにすると熱が均一に伝わるのでおすすめです。
④ 火を弱くして90分待つ
時々芋をひっくり返しながら、90分ぐらい石焼きにします。
さつまいもの甘さは、でんぷんがβ-アミラーゼという酵素によって分解され、麦芽糖という甘み成分に変わるからあんなにあまくなるそうです。その酵素β-アミラーゼがよく働くのは70℃前後。なので火を中火ぐらいにして石の遠赤外線でゆっくりゆっくりと焼くことがポイント。
⑤ 出来上がり!
竹ぐしを刺して、すっと通れば焼けています。熱いので十分注意して食べましょうね!
さつまいものほかにも、かぼちゃ・にんじん・玉ねぎ・とうもろこしなど挑戦してみましたが、いずれもびっくりするぐらい美味しくなります!
電子レンジなどで短時間で焼いたり蒸すよりも、石焼きがはるかに甘いのは酵素の働きによるところが大きいのですが、やっぱり庭に出て火を囲み、子どもとたわいのない話をして遊びながらゆっくり出来上がりを待つのが、石焼きの最大の美味しさの秘密でもある気がします。
肌寒い季節になってきますが、石焼き芋・石焼き野菜で心も体も温まりませんか?ぜひ、お試しください!
*「にらめっこ」 2016年 11月12月号 掲載 に加筆修正