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新しい芽吹きを感じられましたか?
土用とは?
本日より立夏の前日5月5日まで、春の土用に入ります。土用とは季節間の移行期の約18日間のこと。春の土用は、春を終わらせ、夏に開いていくための準備をするための調整期間です。
春はどんな季節だったか?
中国最古の医学書「黄帝内経」の中にある四気調神大論には、春は発生の季節と書いてあります。朝は早く起き、冬の間に強張った心や体を外に開いてのびのびと過ごすことで陽気を生み出します。そうでないと、春の間によく働く肝を傷めます。
✔︎イライラする
✔︎眠れない
✔︎気分が塞ぎ込んだり不安定になる
✔︎胸がつかえる
✔︎お腹が張る
✔︎目が充血する
もし上記のような症状が出ていたら、この期間に養生しましょう。ストレッチをしたり、散歩をしたり、全身の血流を良くして滞りを流していくようにしましょう。
夏はどんな季節か?
四気調神大論によると、夏は「生長」の季節です。天地の間の陰陽の気が盛んに交流し、春に芽生えた生命を一 層成長させます。日の出とともに起き、日の入りとともに休むのが良し。暑くなりますが、しっかりと動いて汗をかき、陽気を発散させることが養生です。しっかり陽気を発散できないと、夏に活動する「心」が傷み、秋になって瘧※が生じます。(※1日とか2日おきなど間欠的に悪寒戦慄と発熱を繰り返す特徴のある病)
春の期間をふり返る
立春から始まった春の期間をふり返ってみましょう。
どんな時期でしたか?
手放したものはありますか?
そして、新しく芽生えたものはありましたか?
春の時期にのびのびとした活動によって生まれた陽気が夏の生長の力になります。期間中の行動や出来事をふり返ることで、自分にとっての春の調整ポイントが見えてくるかもしれません。5月5日までの間に夏を始める準備を整えていきましょう。
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