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体調がよい/図書館へ行った
最近体調が良い。最近というのはここ一週間ほど。具体的には、気分が沈まない。動悸がおさまっていて比較的動ける。風呂に入れる。勉強や読書に集中できる。
不思議だ。おそらく生理前のはずなのに死にたくならない。ホルモンバランス、とうとう死んだのか?
加えて、いい夢をみられる。夢を忘れるor好きなものが夢に出てくるので、睡眠があまり苦ではなくなっている。
どうして好転したんだ?考えてみると今はストレスがあまりない。学校でも図書館で課題をやらせてもらっているので人との関わりも最小限で。ようやく人との関わりが大きなストレスであるとわかった。
共通テストも入試のような位置づけをしていた模試も何とか受け終わったから、勉強のプレッシャーもそこまでではない。だからこそこれからどうしようと悩んでもいるのだが。
ただ、午後から登校していることだけは懸念材料である。生活リズムが完全に後ろにずれてしまっており、午前中が使い物にならないのは、夜更かしをやめ、少しずつでも直していかなくてはならないだろう。
体調がいいので、元気に勉強に向き合っていた頃に通い詰めていた図書館の自習室に行ってみることにした。体調を崩してから足が遠のいており、行くのは一年以上ぶり。足を踏み入れた瞬間の匂いで、ぶわりと記憶が蘇った。
以前はコロナ対策がまだ厳しくて、席をひとつずつ空けて座っていたのだが、フルで使えるようになっていた。消毒のために定期的に席を外さなくてはならないシステムもなくなっていた。工事していたトイレも綺麗に直っていた。見覚えのない掲示物も多くあった。知らない職員さんもいた。
時間、流れたな!全身で感じた。私が動けなかった一年間は確かに流れていたのだと突き付けられた気持ちだった。
席に座って勉強を始めると、不思議とものすごく落ち着いた。もし昔を思い出して嫌な気分になったら、動悸がしたら、と心配していたが、そんなことはなかった。周りで勉強している人たちを見ても、自分を責めるのを制御できた。緊張からか以前は図書館で勉強していると必ずと言っていいほどお腹を壊していたのだが、それも起きなかった。
英語の勉強を二時間半ほどして、本を借りて帰ることにした。借りる理由は、貸出期間内にまた来るため。習慣を取り戻していきたかった。勉強の世界へ本腰を入れ直すための第一歩は、この図書館との和解から始まる気がしている。
好きな作家さんである石田千さんの『月と菓子パン』を借りた。久しぶりに自己肯定感というか、充実感に身体が満ちている。二時間半だけど、過去に頑張っていた場所でできた!一度失った居場所を再び得られたような気がして非常に嬉しい。