『託す』

『託す』という言葉に希望を見出せる



最近、心の中に浮上してきた言葉に『託す』がある



ジョージ・ハリスンの追悼演奏を見た



そこには、親友エリック・クラプトン、幼馴染のポール・マッカートニー、リンゴ・スター、そして彼がかつてメンバーに向けた優しい眼差しそっくり、瓜ふたつな、遺児の息子が演奏していた



「少年よ、君たちにアテナを託す」は昔見たアニメのセリフ



「託す」ことができるのは、何かを守り続けてこなければならない



そこに生きがいを当てはめよう



生きる意味を求めよう



とても便利な言葉



託すものはそれまで自分が想い護り続けた人や物、思想でいい



大切に育み続けてきた存在



そしてまた、それへの執着を捨てるために、いづれ誰かに引き継ぐことを前提にしておく



つまり僕だけのものではないということ



借り物だ



例えば、地球

 

例えば、人類の進化



例えば、愛ある行動



例えば、感謝の心



例えば、生き物を慈しむこと



宇宙という無限の永遠の中に、私たちの命という有限がある



バトンを次に渡すということ



そのバトンをより良いものに仕上げられたらなおさらいいなと思う



でも現状維持でも全然OKだけど



そんなに気を張らなくてもいい



だって全体の宇宙は無限だから



母なる永遠の中にいるということ



何度でも生まれ変わり、また誰かに託される



だから安心の中で、有限な長さだけ守れればいい



その時の能力で



生命を自ら閉じても責めはしないよ



また生まれ変われるのだから



託されたものを見れば、君がかつて存在したことが、はっきりと分かる



永遠に繋がって居られるんだ



『託す』



共生、共感、庇護、永遠、生きる意味、信頼、使命、距離感、尊厳、育み、愛、終結、ひと休み、始動、若返り



たくさんのものを産み出し、解決してくれる考え方



まだまだ人類は黎明期だとつくづく思う



だってまだ争っているんだから



宇宙から見れば、兄弟ケンカをしているだけ



まだまだ子供だ



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