【観劇感想】2022年 八月納涼歌舞伎 第三部 『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚』
おもしろぶっとんだ弥次喜多が歌舞伎座に帰ってきたよ!!
昨日観てきました。
『とうかいどうちゅうひざくりげ やじきたリターンズ』
感想に入る前にまだ観てない方で内容が知りたい方。
①前作は観てなくても、家族商店というコンビニと梵太郎・政之助は色々あって不良になった。
②弥次さん喜多さんは花火で打ち上げられて孤島に飛ばされた。
③今回も色んなパロディがてんこもりもりもり沢山(笑)
④宙乗り、本水の立廻り、染五郎&團子くんの早替りあり。
⑤構成に色々な舞台を手掛けている杉原邦生さん。最後は澤瀉屋ファンじゃなくても、みなさんどうぞ!楽しいので♪
⑥ネタバレよりも弥次喜多シリーズ1・2と図夢歌舞伎を観ておけばより楽しめるかも。
これだけ頭に入れておけば、もう大丈夫です!
色々読んでしまうと逆に楽しさが半減するような気がします。私は染五郎くんと團子くんのインタビュー記事で大まかなあらすじを理解して観劇しましたけど、充分楽しめたし、ちょっとした感動と驚きもあって、また観たいなぁと思いました(*≧∀≦*)
一昨年、恐る恐る歌舞伎座が再開して、席も両隣前後ろ1つ開けて、ガラガラで厳戒体制だったし、今年に入ってからかな、2席隣で1つ空けての座席だった。
今月やっと!ほんと他の劇場より1年遅れくらいで、やっと花道横以外の座席にお客さんを入れられるようになって、ほんと良かったと思う。
私は昨年から空けなくてもいいのになぁと思ってたので、おめでとうございますという感じ。
いやぁ、ここまで長かったよね(T_T)
再開してから毎月のように猿之助さんが舞台に立ってくれるので、私と友達、ほとんど毎月通ったよ。
月に1度で他の部は観てないのだけど許してちょ。
緊急事態宣言とか出てた時は、様子見で行かなかった月もあったけれど。
なんかこう、一緒に支えてきたなという感じがする。大げさかもしれないけど。
まだ治まってないし、公演が中止になることもあるけど、それはどこの劇場でも同じだから。
さて、感想に入ります。まだ観てない方で色々知りたくない方はここまで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
ここからはちょいネタバレで。
パロディてんこもり過ぎでしょ!(*≧∀≦*)
しょっぱなから笑える(((*≧艸≦)ププッ
まだ観たことないけど、俊寛?
肩の力抜いて気軽に見られる演目。
團子くんと染五郎くんの早替わり、良かったし、回数多すぎじゃない!?
お互い女形と立役の早替わり、お見事でした。
あと、キレッキレのウエストサイドストーリーや、マイケル・ジャクソンBeat itみたいなダンスと舞踊、最高でしたd(^-^)
梵太郎&政之助がライブみたいに客席を煽ってくるんだけど、「イェー!」とか「フゥー!」とか言えないじゃんか(笑)
染五郎くんのオリビア美人だったし、あの髪型と洋装がとっても似合う!
團子くんも女形良かった!
結構いいと思う!近くに色香を出せる人がいるから、もっと良くなると思う。
2部のなめくじも可愛らしいかもなぁ。
踊りの感じがところどころ猿之助さんと似てるなぁと感じました。頑張れ!
今年はこの2人の成長ぶりを惜しみ無く披露して、若手の活躍も存分に味わう演目だなと感じました。
「頑張ってるなぁ」って、何様だよって感じですが、そういう思いで見てました。
弥次さん喜多さんはいわゆるストーリーテーラー的な役割。
始終ふざけてるけど、やることはしっかり待ってる感じ。
本水って意外とかかるんだねぇ。
結構舞台に近いお席だったのですが、本水の立廻りがある演目であまり近い席に座ったことがなくて、客席にかける演出はなかったのだけど、風向きによって霧みたいなのがいきなりかかってきました(笑)
普段なら配らないだろうなという席にまでビニールシートが配られてて、気にされる方への配慮なんだろうなと思いました。
今年で92歳の寿猿さんのお言葉と宙乗りに感動。笑顔で手を振ってくれました(^-^)
図夢歌舞伎の掛け時計の鳩さん。
時間の伝え方が可愛らしかったんだよね。
新悟くん、めちゃめちゃ美人さんだった!クールビューティーな感じ。
しかも髪の毛のアレンジ今風で可愛いじゃん!オグリの時もラプンツェルみたいで可愛かったよね~、床山さんのアレンジ凄い(*´∀`)♪
玉太郎くんのつけまバサバサも美人さんで、こういう人見たことあるんだよなぁって思ってました。
グリーンバナナ夫人は今回はそういう感じのテイストなのね(*≧∀≦*)
今回もお美しい笑三郎さんでした。
巨大天照大神、残ってて本当に良かったね。
今回も衣装が凝ってて、『ワンピース』とか『新版 オグリ』みたいだなぁと思ってたら、最後のほうとか、あのシーンじゃ?とか思ったりしてたら、まさか最後の最後で歓喜の舞がくるとは!!!(゜ロ゜ノ)ノ
ほんと誰のブログも誰かのつぶやきも見てなかったからびっくりして、一瞬にして演舞場で観たあの時を思い出しました。
劇中で流れてる曲がなんか聴いたことあるような気がしてて。
髪型つながりあったんだねー。
杉原さんだしねー。
余談だけど、私、杉原さんじゃなかったら絶対『藪原検校』観に行かなかったと思うんだよね。
歓喜の舞はコロナで上演できなかった南座の『新版 オグリ』の配信やYouTubeで観てたから、結構耳に残ってて、弥次喜多なのにやっちゃうの?やっちゃっていいの?いいんだね?という感じで、テンポアップしてからの舞にちゃっかり参加しました(笑)
歓喜の舞は手の振りだけで参加できるので、いいですよね(*´∀`)♪
光るリストバンドなくてもね、全然。
スッと振りが出来た瞬間、ファンだって分かるから大丈夫d(^-^)
これは『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚』だから。
目線的に、歌舞伎役者 芹沢綾人の隼人くんが「あれ?これやったことあったよう…な?うーん?」みたいなクスッと笑える小芝居をしてるのを見ました(^-^)
かたや総長シー子の新悟くんはスッとした感じでした(笑)
幸四郎さんと染五郎くんは楽しそうでした♪
肝心の猿之助さんは人の頭で見えず(笑)
前のほうでもそういうことあるのよねぇ。
それで宙乗りして終わっちゃったので、なんだか弥次喜多観たのかオグリ観たのか、よく分からなくなって劇場をあとにしました(((*≧艸≦)ププッ
友達も同じ感想でした(笑)
色々とてんこ盛りの話でバラバラになりそうなのにちゃんとまとまってて、初見でも楽しめるけど、ずっと観てきた人はもっと楽しめる内容になってました(^-^)
『新版 オグリ』南座の公演、来年には出来るといいですね。
私は遠征しない派なのですが、配信観たときに凄く良かったし、劇場が変わるごとに演出も変えたりしてるのは聞いてて、これは演舞場バージョンと全然違う印象だし、遠征したくなるのも分かるなぁと思ったので、心待ちにしてる方も多いと思います。
また、弥次喜多シリーズ、来年も上演してくれることを楽しみにしてます♪(*≧∀≦*)
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